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【南アルプス】北岳・間ノ岳をのんびり2泊3日のテント泊で行ってきた

梅雨が明けて本格的な夏山シーズンとなった今、北岳と間ノ岳に2泊3日のテント泊で登ってきました。

北岳は予想以上に高山植物が生い茂っており、なんとも美しい山でした。そんな北岳と間ノ岳の登山の感想を以下で適当に書いていこうと思います。



今回のルート

1日目

JR横浜駅JR甲府駅

2時間40分(2250円)

JR甲府駅広河原

2時間(2050円)


広河原
白根御池小屋(テント泊)
コースタイム:約3時間

2日目

白根御池小屋
草すべり
北岳肩ノ小屋
北岳
北岳山荘
間ノ岳
北岳山荘(テント泊)
コースタイム:約8時間

3日目

北岳山荘
八本歯のコル
広河原
コースタイム:約5時間半

広河原JR甲府駅

2時間(2050円)

JR甲府駅JR横浜駅

2時間40分(2250円)


ルートの全体図

北岳ルート

今回はのんびりと2泊3日で北岳に登り、もし体力的に行けそうであれば間ノ岳に登るぐらいの計画で考えていました。自分はそんなに体力がないので、1日の歩行時間が7,8時間になると辛くて登山を全然楽しめなくなってしまうので・・。(結局、間ノ岳に登りましたが)

また、南アルプスは午後から天気が崩れることが多いので、できるだけ行動するのは午前中だけにして、昼過ぎには行動を終えるように心がけました。

 1日目 広河原から白根御池小屋へ


この日は週末の金曜日。甲府駅から広河原へ向かう山梨交通の路線バスが混雑するのではないかと心配でしたが、なんとか座れました。バス出発の15分ぐらい前から並んでおくのがベストです。

広河原(広河原インフォメーションセンター)


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バスに揺られて2時間。南アルプスの玄関口、広河原に到着です。広河原インフォメーションセンターの中で支度をしたら出発です。ここはトイレも綺麗で快適でした。


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意気揚々と広河原橋を渡ります。天気もよく絶好の登山日和です。

広河原山荘


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広河原橋を渡ってすぐの場所にあるのがこの広河原山荘。テント泊もできるようで、奥には既に多くのテントが張られていました。


白根御池小屋分岐


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登りはじめは緩やかで歩きやすい樹林帯の道が続きます。


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白根御池小屋分岐を抜けると急登になります。今日は広河原から白根御池小屋に行くだけなので楽勝モードだと思っていましたが、やはり急登はキツいです。


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樹林帯をひたすら進みます。針葉樹林の清々しい空気が気持ちいいです。


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木の幹にフワフワの苔がびっしりと付着していました。南アルプスの山深さを感じつつも、気温が高く若干バテぎみです。


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急登を登り終えると、白根御池小屋まではしばらく平坦な道が続きます。そして、その道の途中には多くの花が咲いていました。

たぶんこのピンクの花は「シモツケソウ」という花。濃いピンクが美しいです。


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そしてよく見かけたのがこの「ミヤマシシドウ」という白い花。セリ科の植物で、花も大きいのでよく目立ちます。


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こんな感じで登山道の脇には多くの花が咲いており、ちょっとしたお花畑の中を進んでいきます。


白根御池小屋


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南アルプス市白根御池小屋

テント:40張(幕営料500円)
水場:あり
トイレ:水洗でとてもきれいでした
ホームページ:http://shiraneoike.com/

標準コースタイムは3時間でしたが、2時間半ぐらいで到着しました。いざ、歩いてみると楽チンでしたね。


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小屋に着いたのはちょうどお昼頃でしたが、小屋の前には既にいくつもテントが張られていました。


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自分も早速テントを張ります。池の周りにはまだまだ空いていて、場所はどこでも選び放題でした。

自分は端っこの水はけの良さそうな場所にテントを張りました。テントはテラノバ社のライトボイジャーです。


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テントを張ったら生ビール。1杯850円でややお高めですが、山で飲むビールは格別なのでそれだけのお金を払う価値は十分にあります。ほんとに最高に旨かったです。

生ビール以外にも500円で缶ビールが売っていたり、他の飲食メニューも豊富でした。白根御池小屋は水場もトイレもとても綺麗で、小屋の前にはのんびりとくつろげるベンチもたくさん置かれていて、なかなか居心地の良い山小屋でした。

ただ、この日は15時ぐらいから天気が崩れ雨が降り出しました。南アルプスは午後から天気が崩れやすいとは聞いていましたが、それを実感することになりました。夕方ごろには天気は回復し、その後はのんびりと過ごしつつ明日に備えて就寝しました。





2日目 白根御池小屋から北岳へ

5:00白根御池小屋を出発


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朝の4時頃に置き出し、5時前にはテントを撤収して出発です。しかし、朝起きてみるとテントが朝露でびしょびしょに。仕方のない事とはいえ、濡れたテントを片付けるのはなかなか気がめいります。


草すべり


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写真の奥のほうに見えているのが北岳だけです。あんな高いところまで登れるのかと若干不安になりつつ出発です。


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この草すべりというところは標準コースタイムで3時間かかる急登ポイント。なかななハードな道ではあるのですが、道の脇に咲く花を見ながら歩くことができるので、あまり辛くはありません。


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振り返ると鳳凰三山から登る朝日が。最高に美しい景色です。


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こちらは「タカネナデシコ」という高山植物。先が糸のように裂けた花びらが特徴的です。


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草すべりの道も後半になると森林限界を向かえ、景色が開けてきます。写真の右下に咲いているオレンジっぽい高山植物は「テガタチドリ」。


小太郎尾根分岐


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長かった草すべりの道を抜け、小太郎尾根分岐に到着です。ここからは仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳が並ぶ絶景を見ることができます。

甲斐駒ケ岳には少し雲がかかっており、ちょっと残念。


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小太郎尾根分岐では韓国の方と観られる団体さんが記念撮影していました。今回はそんな韓国の団体さんを多く見かけました。みんな楽しそうに写真を撮っていてテンション高めでした。

そんな方たちを尻目に、自分は淡々と北岳の山頂を目指します。


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北岳の道は雄大な景色がずっと続いていて、歩いて最高に気持ちのいい道でした。


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一部、急な岩場を登る箇所などもありますが、ゆるやかな道が多い印象。いかにもアルプスらしい景色を見ながら進んでいきます。


北岳肩の小屋


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北岳肩の小屋

テント:50張(幕営料500円)
水場:あり
トイレ:くみ取り式
ホームページ:http://katanokoya.com/

しばらくすると北岳肩の小屋に到着です。小屋前にベンチがあるので、小屋で買ったコーラを飲みながら30分ほど休憩です。山ではビールも旨いですが、コーラも同じくらい旨いのです。


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北岳肩の小屋にあるテント場。目の前には絶景が広がるロケーションで、なんとも羨ましいところでした。今回はここに泊まる予定はありませんでしたが、いつかは泊まってみたいテント場です。


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肩の小屋を抜けてしばらく歩いて振り返ってみると、そこには絶景が。もうこのあたりは常に絶景を見ながらの山歩きになります。


北岳


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ついに北岳に到着です。日本で2番目に高い山。山頂から見える景色は格別でした。


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今回の山行で一番のベストショット。北岳の山頂付近から間ノ岳方面を写したもの。ずっとこんな写真を撮ってみたかった。


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実はこの日は富士山も遠くに見ることができました。わかりずらいですが、この写真の左上にもちょっとだけ写ってます。


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北岳の山頂からしばらく下りていくと、赤い屋根の北岳山荘が見えてきます。


北岳山荘


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南アルプス市山梨県北岳山荘

テント:80張(幕営料800円)
水場:あり
トイレ:バイオトイレ
ホームページ:http://www.minamialps-net.jp/YAMAGOYA/001_kitadake.htm

朝の9時過ぎ、北岳山頂に到着しました。さっそくテントの受付をしようとすると、受付は10時からなので先にテント張っててと言われてしまいました。

そんな状況だったのでテント場はまだまだガラガラで、平らで良さげな場所もまだたくさん空いていました。


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そして、テントを張った場所がこちら。一番端っこのほうにあった平らな場所にテントを張りました。左を向けば北岳、右を向けば間ノ岳、こんな素敵な場所にテントを張れるなんて夢のようです。


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テント場の中にも高山植物がたくさん咲いていました。きれい。


間ノ岳のピストンへ出発

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テントで少し休憩して昼食をとったら間ノ岳のピストンに出発します。

もともと、間ノ岳へ行くのは体調と相談しながら行くか決めようと思っていたのですが、そこまで体も疲れていなかったので意を決して行く事に。北岳山荘から間ノ岳へのピストンは標準コースタイムで約3時間の道のりです。


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間ノ岳へ出発する頃には雲が多く発生していて、快晴とはいえない天候に。午後はだいたい天気が崩れるので仕方ないですが。


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間ノ岳へ向かう登山道でも多くの高山植物を見ることができます。上の写真に写っている白は「コバメコゴメグサ」。白い花びらに黄色と紫のスポットが入っている可愛い花です。


中白根沢ノ頭


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中白根沢の頭という場所に到着。しかし、間ノ岳山頂はまだまだ先です。


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あいかわらず高山植物があちこちに咲いているので、楽しく山歩きできます。


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途中、ライチョウの群れに出会うことができました。しかし、広角レンズしか持っていなかったので、上のような微妙な写真しか取れませんでした・・・。

いつも山で野鳥に会うと望遠レンズを持ってくればよかったと後悔するのですが、そうすると荷物が重くなってしまうので結局持ってこないのです・・。


間ノ岳


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ようやく間ノ岳に到着。この頃にはだいぶ雲出てきていました。


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なので、農鳥岳の方面も厚い雲で覆われて見る事ができず・・。


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間ノ岳に登頂した後は北岳山荘に戻ります。


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戻ってしばらく経った15時ごろ、昨日と同じように雨が降り出しました。もう絶景を見渡すことができず、完全にガスに覆われています。

やはり南アルプスは午前中に行動を終えるのが得策のようです。雨の中テントを張っている人もいましたが、大変そうでした。


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夕方には崩れていた天気も深夜になると回復し、空を見上げると一面の星空が広がっていました。

もう少し頑張って星空を撮影しようと試みましたが、外はとても寒く、数枚だけ撮って断念しました。ただ、星空の撮影ってやはり難しいです・・。もっと勉強が必要ですね。





3日目 北岳山荘から広河原へ



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朝5時頃、朝日を見ながらテントを撤収し、出発の準備を整えます。


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早朝の爽やかな空気の中、広河原へ下山するために出発します。


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ここでも登山道の脇には高山植物が生い茂っています。


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一番奥に見えるのが富士山。富士山を見ながら急な岩場を下っていきます。


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その後は鳳凰三山を見ながら川沿いのガレ場を下っていきます。このあたりは道が分かりにくく、気づいたら登山道を外れているなんていうこともありました。


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川のほうにはまだ雪が残っていました。


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樹林帯の中に入ると、道の中に水が流れてきたり、ズべりやすい道が続きます。

長い下りが続いているせいで、だいぶ足に負担もきており、休憩をとりながら慎重に進みます。


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晴れた天気の中で進む森の中はいたるところに川がながれていおり、少し涼しくもありなんだか落ち着きます。


白根御池小屋分岐

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北岳山荘から下山をはじめて4時間あまり、ようやく白根御池小屋の分岐に到着です。目指す広河原まではあと少し!


広河原山荘

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そして、広河原山荘に到着。もうここまで来たら下山したようなもの。

ということで、生ビールを頂きました。下山後に飲むビールほど旨いものはないです。

広河原山荘前にはベンチがあり、外に水道もあるので顔を洗ったりゆっくり休ませてもらいました。


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登山を開始するときにも渡った広河原橋をまた渡ります。

振り返ると昨日昇った北岳が。一番の達成感を感じた瞬間でした。


広河原(広河原インフォメーションセンター)


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午前9時半ごろに広河原のインフォメーションセンターに着きました。


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帰りのバスは10時20分なのですが、バス停にはザックの列が。

ザックを置いて場所取りしておくのが普通みたいですね。


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バスがくるまでの時間は広河原のインフォメーションセンターの中でのんびりしていました。ほんとに綺麗で落ち着く施設です。


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2階には自動販売機があったり、ビールの販売もやっているので、ここでもビールを1杯頂きました。

ビールを一度に飲みすぎたせいか帰りのバスでは若干気持ち悪くなってしまいましたが、なんとか帰宅することができました。



最高でした。北岳。間ノ岳。以上


山と溪谷 2014年8月号 特集 南アルプス温故知新、山のデジタルガジェット活用術、 山のピンチシート付き

PEAKS 特別編集 南アルプス詳細ルートガイド[雑誌] エイ出版社のアウトドアムック




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