Home > アウトドア > 残雪の磐梯山を歩いてきた【雪山登山】

残雪の磐梯山を歩いてきた【雪山登山】

私の住んでいる横浜では桜が咲いて春らしくなってきたのですが、雪山をもっと楽しみたいと思いたち、福島県の磐梯山に行ってきました。

今年は雪が多く、磐梯山は完全なる雪山でした。以下、その時の感想です。





ルートの全体図





今回、磐梯山を登るルートについては磐梯町公式サイトで公開されている登山マップを参考にさせて頂きました。

磐梯町公式サイト:登山マップ(6ルート)

磐梯山に登るルートは6つほどあるようですが、一般的なのは八方台から登るルートと、猪苗代スキー場から登るルートのようです。また、冬の間は八方台のある磐梯山ゴールドラインが冬季閉鎖になるため、今の時期は猪苗代スキー場から登るのが一般的です。

そして、磐梯山は活火山です。今はは噴火警戒レベル1で落ち着いているようですが、登るまえには必ず火山情報を確認したほうがよいかと思います。

気象庁:磐梯山の活動状況

アクセス

スキー場が営業している12月から3月までの間はJR猪苗代駅から無料シャトルバスがでていますので、冬は電車とバスでアクセス可能です。

ただ、スキー場が営業を終えると、シャトルバスの運行もなくなりますので車でアクセスする必要があります。



猪苗代スキー場




朝の7時に猪苗代湖スキー場に到着しました。既にスキー場は今季の営業を終えていたため、400台ほど停められる駐車場はガラガラでした。

駐車場の一部には公衆トイレもあります。トレイはやや老朽化していましたが、洋式トイレできちんと整備されている様子でした。




身支度を整え、早速磐梯山を目指して出発です・・が、どこから登ればいいのか分からない。

地図で確認しても、あるのはスキー場のゲレンデだけ。しょうがないのでゲレンデをとぼとぼと登っていきます。




広大なゲレンデの中を不安を感じながら歩いていると、先行者らしき方の足跡を発見!

自分の他にも登山者がいることが分かり、少し安心しました。




ゲレンデは場所によってかなり急な坂になっている箇所もあり、途中でアイゼンを装着しました。アイゼンを付けると途端に歩きやすくなりました。

そして、後ろを振り向くと水色に輝く猪苗代湖が。綺麗です。




それにしてもゲレンデは広い・・。1時間半ほど急なゲレンデを歩き続け、やや疲れが出てきました。

ただ、天気は快晴かつ風邪も弱く最高の登山日和でした。山の天気予報サイト「てんきとくらす」では、登山指数Cだったのに・・。やはり山の天気は実際に来てみないとわからないもんですね。




地図と先行者の足跡を確認しながら、林の中に入っていきます。ここでようやくゲレンデを脱出。




林の中を抜けると雪の壁が出現しました。これが雪庇というものだろうか。




雪庇を乗り越えると稜線に出ました。

ここでようやく磐梯の姿が見えてきました。



景色のいい稜線歩きはすぐに終了し、また林の中に入っていきます。

ピンクテープはほとんど見当たりませんでしたが、この辺りは足跡がたくさん残っていましたので、その登山道らしき道を進んでいきました。




足跡は残っているものの、完全なトラバースになっており、ややすべりやすくなっていました。

ピッケルでバランスを取りながら慎重に進みます。


沼ノ平




しばらくすると広大な平地が現れました。このあたりが沼ノ平と呼ばれるところです。

この辺はあまり標高差がないので、のんびりとスノートレッキングを楽しめます。磐梯山の山容を眺めながら、白銀の世界を進むのは最高でしたね。


櫛ヶ峰




しばらくするとまた急な登りになりました。ピッケルも駆使しながらまた慎重に進んでいきます。

そして、振り返ると櫛ヶ峰(くしがみね)のゴツゴツとした山肌がよく見えました。




少し登ると雪が解けて登山道もハッキリと見えるエリアにやってきました。

雪がないおかげでアイゼンでは逆に歩きにくいです・・。



ここは八方台登山口や裏磐梯登山口からのルートとの合流地点。

アイゼンを外そうか悩みましたが、山頂はまだ雪が大量に積もっていましたので、アイゼンは装着したまま登っていきます。


弘法清水小屋




弘法清水小屋に到着しました。当然ながら、いまの時期は閉鎖されています。




山頂に近づくにつれてやや雪が深くなってきたので、弘法清水小屋の前でゲイターを装着しました。

これで深い雪でもへっちゃら!・・のはずです。




案の定、雪は深くなってきました。

写真は私の足跡ではなく、先行者の方の足跡です。スマホのGPSと地図アプリで自分でも位置を確認しながら進んでいましたが、足跡があるとなんか安心です。




稜線に出ました。切り立った山肌が綺麗です。

この時は4月の中旬だったのですが、完全に雪山ですね。




山頂が近づくにつれて樹氷が所どころに見られるようになりました。




樹氷に囲まれた道を進んでいきます。

雪の積もった道はやはり歩きにくく、足にも疲労がたまってきています・・。もう一息。




山頂付近にあった岩に氷が鱗のように覆われており、面白かったので撮ってみました。


磐梯山山頂




そしてようやく、山頂に到着。山頂はもの凄い風でした。登ってきた直後は熱いぐらいでしたが、体が冷えないようにハードシェルを着用しました。




山頂からは猪苗代湖と猪苗代町の全容がきれいに見えました。




山頂からみたアルツ磐梯スキー場。29本もコースがあって、福島県最大のスキー場なのだとか。




山頂で軽く休憩と補給を行い、長居していると風で体が冷え切ってしまいそうなので早々と下山することに。

下山中は裏磐梯方面眺めながら下っていきます。奥のほうに見えるのが桧原湖。




下山途中、登山道脇から磐梯山の裏を覗いてみると荒々しい絶景が広がっていました。

過去には山体崩壊するほどの大噴火をした磐梯山。改めて火山なんだと実感しました。




登るときはあんなに苦労した急斜面ですが、下りではスタスタを軽快に降りることができました。すごく楽しい。




そして、沼ノ平付近からみた磐梯山。日が昇ってきたせいで影ができ、立体的でいい感じになっていました。




登りと違って帰りはだいぶ楽チンで、あっというまにゲレンデが見える位置までやってきました。




そしてゲレンデへ。

ザザーっと一気に下ります。




というわけで、無事下山することができました。


まとめ

今年は雪が多く、4月の中旬だったのにも関わらず多くの雪が残っていました。途中、4名ほど他の登山者とすれ違ったのですが、半分の方はアイゼンもピッケルも使用していませんでした。

大半のエリアは雪山装備がなくても大丈夫そうでしたが、急な斜面もありましたので個人的にはやはりアイゼン、ピッケルがあって良かったなと思いました。

結局、他の登山者はほとんどおらず、天気に恵まれた磐梯山を静かに楽しむことができました。雪山は雪に足を取られたりして、大変な一面もあるのですが、やっぱ楽しいですね。

使った装備






コメント:0

Remember personal info

Home > アウトドア > 残雪の磐梯山を歩いてきた【雪山登山】

検索
フィード
メタ情報

Return to page top