Home > アウトドア > 丹沢主稜線をファストパッキングで歩いてきた

丹沢主稜線をファストパッキングで歩いてきた

前々から行きたかった丹沢主稜線をファストパッキング(スピードハイク)のスタイルで歩いてきました。

長いコースなので不安もありましたが、荷物を軽くすると比較的楽に歩くことができました。以下、その詳細と感想です。


今回のルート


JR横浜駅新松田駅

1188円(1時間9分)

新松田駅西丹沢ビジターセンター

1180円(約70分)

西丹沢ビジターセンター
(3.5時間)
檜洞丸
(3.5時間)
蛭ヶ岳
(1.5時間)
丹沢山
(1.5時間)
塔ノ岳
(2.5時間)
大倉バス停

※カッコ内の時間は標準コースタイム

大倉渋沢駅

210円(約15分)

渋沢駅JR横浜駅

616円(1時間6分)


行きは小田急の新松田駅から富士急湘南バスで西丹沢ビジターセンターまで行ったのですが、シロヤシオが咲くピークの時期では臨時バスがでるようで、この日も臨時バスが出てたおかげで予定の時刻よりも早くバスに乗ることができました。

富士急湘南バス(停時刻表)

帰りは神奈川中央バスで小田急の渋沢駅まで向かいました。以下、時刻表。

神奈川中央交通(大倉バス停時刻表)

丹沢主稜線のルート



丹沢主稜縦走のコースは檜洞丸(ひのきぼらまる)、蛭ヶ岳(ひるがたけ)、丹沢山(たんざわさん)、塔ノ岳(とうのだけ)の丹沢エリアの主要な山をいくつも縦走するコース。

ヤマケイの地図を参考にするとコースタイムは約12.5時間。普通に歩いてると日没になってしまうという健脚者向けのロングコースです。

自分は決して体力に自信があるわけではないので、絶対に歩ききれそうにないなと思っていたのですが、荷物をギリギリまで軽くするファストパッキングスタイルであれば12時間もかからず、体力的にも十分行けるのではないかと考え、実際に行ってみるとことにしました。

ファストパッキングについて



ファストパッキングとは荷物を可能な限り軽くし、長距離を歩けるようにしたり、一泊二日かかるような日程を日帰りで遂行するような登山スタイル。実際、荷物を軽くすれば軽くするほど、軽快に歩くことができますので、標準コースタイムを大幅に縮めることも可能です。

今回はトレラン用のザックに最低限の装備と水・食料を詰め、ザック全体で3.5㎏程度に収めました。以下、主な装備の一覧です。

ザック(600g)、水1.5L(ハイドレーション)、レインウェア、防寒着(ダウン)、コンパクトデジカメ、エマージェンシーシート、救急セット、ヘッドライト、行動食(ジェルやバーなど)、日焼け止め、財布など。

3.5㎏ぐらいであれば、非常に軽く感じられるのでザックを背負っている感じもあまりないです。水は念のため多めに持っていきましたが、コースに点在する山小屋で調達することができるので、もっと少なくてもよかったですね。


ちなみに、今回使ったザックはカリマーのAR10という10リットルまで入るザック。トレラン用のザックですが、いかにもトレランっぽいベスト型ではないデザインが気に入ってます。


西丹沢ビジターセンター


西丹沢ビジターセンター

ビジターセンターには朝の8時過ぎに到着。檜洞丸への登山者でたいへん賑わっていました。

ここでは登山届の提出、トレイ休憩、そして日焼け止めを塗るなどの準備を進め、8時半ごろに出発しました。




最初は舗装された道を歩きます。天気は快晴で山の緑がキラキラ輝いていました。




登りはじめの辺りは他の登山者が多かったのですが、申し訳ないと思いつつもごぼう抜きさせて頂きました。荷物が軽いと足取りが軽いので体があったまってくると、ついスピードが上がってしまいます。




気温もちょうどよく、陽射しの差し込む明るい道を軽快に歩いていきます。

ゴーラ沢出合


ゴーラ沢出合

しばらくするとゴーラ沢出合に到着。ここでは岩に腰掛けて休憩している登山者も多くみられました。




ゴーラ沢の脇にはウツギの白い花がひっそりと咲いていました。




ゴーラ沢を超えると鎖場が出てきたり、やや急な登りが続きます。

荷物が軽いせいかあまり息が上がることもなく気持ちよく登れました。やはり登山において荷物の軽さは絶大な影響があります。

ただ、標準コースタイム12時間のロングコースなので、最初で力を使い果たさないようにペース配分には気を付けました。




しばらく歩いていると木に「転倒・滑落注意」の表示が。

そこまで危険個所は無かったような気もするのですが、気を引き締めて登っていきます。




標高が上がってくるとミツバツツジの花が目立つようになります。

ただただ、キレイ。檜洞丸はやはり5月下旬から6月上旬にかけての時期がベストです。




ふと登山道から後方を見ればこの景色。美しすぎる。




檜洞丸といえばこのシロヤシオ。

標高の低いところでは散ってしまっていた所もあったのですが、山頂付近はご覧の通りの満開でした。




山頂付近になると木道が整備されています。

この辺りは視界も広くなり、明るくて緑の楽園といったような雰囲気でした。いままで秋の時期にしか丹沢エリアにきたことがなかったので、こんな景色もみられるのかと感動しまくりでした。

檜洞丸


檜洞丸

そして檜洞丸の山頂に到着。コースタイム3.5時間のところ2時間で登頂できました。

そんなに急いで登ったつもりはないのですが、荷物が軽いと自然と早いペースで歩けているようです。

檜洞丸の山頂は木に覆われていますが広々としており、ベンチなどの座れる場所も多いのでお昼休憩にはピッタリな場所でした。


青ヶ岳山荘


青ヶ岳山荘

青ヶ岳山荘

収容人数:25名
宿泊料金:1泊2食 8000円(要予約)
トイレ:あり
ホームページ:http://www2.tbb.t-com.ne.jp/aogatake/

檜洞丸の山頂で少し休憩をとったあと、青ヶ岳山荘でトイレを借りました。チップ制で紙は持ち帰りしてもらうタイプのトイレでした。




檜洞丸から蛭ヶ岳へ向かうルートに入ると、極端に登山者の数が減りました。

人の少ない道は静かでのんびり歩けるのでこれおはこれで好きなんですけどね。




足元には小さくてきれいな花が。たぶんキジムシロというバラ科の花。




そして、目の前に立ちはだかる蛭ヶ岳。ずしりと構えた山容がかっこいい。






蛭ヶ岳の周辺にもミツバツツジがたくさん咲いていました。

こんなに天気が良くて周りに花が咲いていると、疲れを感じないです。




蛭ヶ岳の山頂前には急な斜面の鎖場が連続しています。

私はヘルメットまでは用意していませんでたが、ヘルメット着用で登られている方もいました。




足元で何かがうごめいていて、蛇かとおもったらミミズでした。めちゃくちゃデカかったです。




蛭ヶ岳の山頂手前からみた熊木沢。いい景色。




蛭ヶ岳でもミツバツツジとシロヤシオが満開です。

蛭ヶ岳


蛭ヶ岳

丹沢最高峰の蛭ヶ岳に到着です。

ふと思ったのですが、蛭ヶ岳に登ってきている人はザックがみんな小さかったです。丹沢の最深部にありどうしても長いコースを歩かなければならない蛭ヶ岳なので、みなできるだけ荷物を軽くして楽に登ろうと考えているのかもしれません。




蛭ヶ岳山荘でコーラを購入。山で飲むコーラは間違いない。

本当はビールが飲みたいのですが、まだまだ道のりは長いので我慢です・・。

蛭ヶ岳山荘


蛭ヶ岳山荘

蛭ヶ岳山荘

収容人数:40名
宿泊料金:1泊2食 7000円(要予約)
トイレ:あり
ホームページ:http://kitatan.com/hirutop.html

蛭ヶ岳山荘ではコーラを買ったあとに、トイレもお借りしました。簡易水洗のような感じで比較的綺麗でした。チップ制で一回200円でした。




蛭ヶ岳でしっかりと休憩を取り、今度は丹沢山へ向かいます。




少し急な岩場もありました。

不動ノ峰休憩舎


不動ノ峰休憩舎

途中、屋根付きの豪華な休憩所がありました。ただ、スルーして先に進みます。




途中、登山道から見えた山肌はピンクと白と黄緑色が織り交ざって素晴らしく綺麗でした。

丹沢山


みやま山荘

みやま山荘

収容人数:30名
宿泊料金:素泊まり 5500円(要予約)
(夕食1500円、朝食1000円)
トイレ:あり
ホームページ:http://miyamasansou.com/

丹沢山の山頂にあるみやま山荘。

丹沢山に着くころにはやや足に疲れが出てきました。この時の時刻は15時。休憩を取りながらですが6時間以上は歩いています。




丹沢山から塔ノ岳へのルートではこんな景色が見れました。

キレイな芝生の丘に木が生えているような独特な景色。(実際には芝生ではなく笹ですが・・)




体は疲れてきていましたが、登山道は歩きやすく、木々に差し込む光が美しすぎて疲れを忘れます。

塔ノ岳


塔ノ岳

美しい登山道を気持ちよく歩いているとあっという間に塔ノ岳に到着。

午後になってやや雲が多くなり、富士山は見えなくなっていましたが、山頂では多くの方がまったりとした時間を過ごされていました。

やはり人気の山。時計は16時をまわっていましたがまだ多くの方が山頂にいました。

尊仏山荘


尊仏山荘

尊仏山荘

収容人数:150名
宿泊料金:1泊2食 6500円
トイレ:あり
ホームページ:http://www.cnet-sb.ne.jp/sonbutu/

いつか泊まってみたい尊仏山荘。塔ノ岳から見る夕日や朝日は綺麗だろうなぁ。




長かった丹沢主稜線もあとは大倉尾根を下るだけです。この大倉尾根を下るのがまた長くて大変なんですけどね・・。

花立山荘


花立山荘

花立山荘。山荘の前で何かが焼かれてました。




長い下りなのでけっこう足にきます・・。

丹沢クリステル




そしてついに丹沢クリステルがお立ちになっている場所まで降りてきました。

丹沢クリステルは必ず写真に撮らなければならないという謎の使命感を感じます。丹沢一の有名人ですから。




体は疲れ切っていましたが、田舎の風景をみるとなんだかホッとします。

大倉(秦野ビジターセンター)


秦野ビジターセンター

そしてついに大倉にある秦野ビジターセンターに到着しました。

着いた時間はちょうど18時。最終的に、休憩時間を除いた歩行時間は8時間でした。標準コースタイムが約12時間なので、コースタイムを3分の2に縮めることができました。

やはり荷物が軽いと足取り軽く歩くことができるのでいいですね。荷物が重かったらもっと時間がかかっていた気がします。

立ち寄り湯は「秦野天然温泉さざんか」へ

登山の後はやっぱり汗を流してサッパリしたいもの。今回は東海大学前駅から徒歩5分にある「秦野天然温泉さざんか」へ行ってきました。




秦野天然温泉さざんか:公式サイト

館内はとても綺麗でとてもよかったです。そして、登山の格好をした人が私以外にもたくさんいました。みんな考えることは同じですね。

無事、風呂あがりのビールも頂くことができて、至福の時間を過すことができました。






コメント:0

Remember personal info

Home > アウトドア > 丹沢主稜線をファストパッキングで歩いてきた

検索
フィード
メタ情報

Return to page top