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薬師岳から雲ノ平へ!北アルプス縦走3泊4日【前編】

会社の夏季休暇を使って憧れの雲ノ平に行ってきました。

というわけで、その感想を適当に書いていこうかと思います。



アクセス


雲ノ平に行くには折立登山口から行くのが一般的です。電車とバスで行くこともできるのですが、折立行きの路線バスは9月になると週末しか運行せず、本数も少ないので少し不便です。

というわけで今回は車で折立まで行くことにしました。車では高速で立山ICまで行き、有料道路である有峰林道を通って向かいます。

ちなみに、東京から富山の立山ICまでは車で5、6時間ほどかかり、立山ICから折立登山口までは1時間ほどかかりますので、移動でほぼ1日潰れてしまいます。

今回のルート




今回の歩いたルートは3泊4日で薬師岳、雲ノ平、そして日本一の秘湯である高天原温泉を楽しむコースです。

1日目と最終日の標準コースタイムが9時間越えなので、やや健脚者向きのコースかもしれません。

体力に自信のない方は薬師岳への往復は別日にしたり、下山に2日間かけるなどして、余裕を持った山行計画にすることをオススメします。

でも、ほんとうは・・

結果的に今回は3泊4日だったのですが、それは途中から天気が大きく崩れてしまったから。本当は5泊6日で雲ノ平周辺をじっくりと歩き倒す予定でした。

当初計画していた5泊6日のルートはこちら

雨の日が1日ぐらいあっても歩き通そうと思ってはいたのですが、途中から雨が3日間も降り続くとの予報が出てしまったので泣く泣く諦めました。雨の中の登山は危険度も増しますし、精神的にもキツイので。でも、このルートはいつかリベンジしたいです。


以下、登山の時の感想を適当に書いていきます。


登山前日

折立(駐車場)




登山の前日、車で1日かけて折立駐車場までやってきました。

折立の駐車場は100台停められるそうですが、8月のピーク時にはすぐに満車になってしまうそうで、その場合は500mほど離れたとこにある臨時駐車場に停めることになるそうです。

この日は9月1週目の土曜日でしたが、まだまだ空きがある状態で普通に駐車することができました。今回は登山前日に駐車場まで来て、そこで軽く車中泊してから翌朝に出発するという計画です。自分以外にも車で仮眠してたり車中泊している方は多いようでした。

ちなみに、折立駐車場へ行くために通らなければならない有峰林道の走行可能時間は午前6時~午後8時で時間に制限があるので要注意です。

登山1日目



折立(駐車場)

車で軽く仮眠した後、まだ薄暗かったのですが朝の5時に出発しました。




最初は緩やかな樹林帯をひたすら登っていきます。この時のザックの重量は約17㎏ぐらい。最初から飛ばすとバテてしまうのでゆっくりと歩いていきます。




しばらく歩いていくとベンチのある開けた場所に出ました。折立から太郎平小屋までの道のりにはベンチがたくさん設置されていますので、ゆっくりと休憩しながら登ることができるかと思います。




さらに歩いていくと木道が。この辺りは歩きやすくていい道でした。

天気も最高です。




木道の他に、石が丁寧に並べられた道もありました。朝日を浴びながらまったりと歩いていきます。




標高が上がるにつれてどんどん眺望が開けてゆき、次第に薬師岳が見えてるようになってきました。

疲れがふっ飛ぶような、素晴らしい登山道。




折立の登山口を出発して約3時間。ようやく太郎平小屋が見えてきました。

太郎平小屋


太郎平小屋

太郎平小屋

宿泊料:9200円(素泊まり6000円)
収容人数:150名
水場:あり
トイレ:あり(とてもきれい)
ホームページ:http://ltaro.com/

この日は週末で、天気も良かったこともあり、小屋前のベンチは多くの人で賑わっていました。

また、この日テントを張る薬師峠のテント場は太郎平小屋が管理しているそうなので、ここでテントの受付と幕営料の支払いを済ませました。




こちらは太郎平小屋の前に広がる景色。

雄大な山々の景色を見て、自分が北アルプスに来たんだと実感する瞬間でした。




太郎平小屋をあとにして、テントを張る為に薬師峠へ向かいます。

薬師峠までは15分ほどかかるのですが、そこまでの道は異常なほどに景色がよく、いつまでも歩いていたいと思うほどでした。




途中には池塘もありました。池塘の奥には雲海が広がっており、幻想的な雰囲気さえあります。

薬師峠(テント場)


薬師峠

薬師峠(テント場)

幕営数:100張
幕営料:1000円
水場:あり
トイレ:あり(とてもきれい)

そして、薬師峠のテント場に到着。第一印象は「すごい広いな!」でした。

写真に写ってないところにもテントを張れる場所が広がっています。ただ、面積は広いものの、傾斜になっている所も多いので、平らな所は半分くらいでしょうか。




薬師峠のトイレには「北アルプスで一番きれいなトイレを目指しています」との張り紙が張ってあることもあり、トレイは本当にとてもキレイでした。

水も豊富に流れていて、冷たくてともて美味しかったです。




自分がテント場に着いたのは午前10時頃ということもあり、場所は選び放題でした。

そして、テント場の隅っこにあって景色がよい場所に設営してみました。使用しているのはテラノバのスーパーライトボイジャーというテントです。軽いわりにダブルウォールで前室も広いのでお気に入りです。

いざ、薬師岳へ




テントや食料をデポし、身軽になってから薬師岳への登山を開始です。

薬師岳への道の前半は大きな岩がゴロゴロしている道を進んでいきます。ただ、ザックが軽いのでスタスタと軽快に登ることができました。

登山において、「軽い」は「正義」です。




1時間ほど登ると森林限界を超え、高山帯らしい景色が広がっていきます。

そして足元にはたくさんのチングルマ。オレンジ色した綿毛がなんとも可愛らしい。




そしてこの景色である。これぞ夏山登山最高の時。

なかなかの急登で息はあがっているものの、全然苦にならない。

薬師岳小屋




薬師岳小屋

宿泊料:9200円(素泊まり6000円)
収容人数:60名
水場:あり
トイレ:あり(とてもきれい)
ホームページ:http://www.yakushidake-sansou.com/

やや急な登りを超えて少し休憩したくなる丁度いい場所にあるのがこの薬師岳小屋。

多くの方が小屋の前で休憩していましたが、自分は体の調子が上がってきていて絶好調だったので、休憩なしで一気に薬師岳を目指します。


薬師岳小屋

薬師岳を超えるとすぐにまた急な登りがあります。

ここは砂利が多いザレ場のようになっていて滑りやすいので慎重に登っていきます。




途中の避難小屋跡のそばにあるケルン。ケルン下にある石碑には昭和38年1月にこの付近で命を落とした愛知大学学生13名の遺族によって建てられたと書いてありました。




薬師岳山頂付近から見た薬師岳の中央カールです。

そして、この大迫力な中央カールの奥に見えるのが赤牛岳です。

薬師岳


薬師岳

薬師岳の山頂に到着。少し雲が多いですが、山頂からは素晴らしい景色が広がっていました。




せっかくなので、行動食のお菓子を食べながらのんびり休憩です。

北アルプスの山並みをみながら、のんびり、のんびり・・。贅沢な時間が過ぎていきます。




薬師岳からの下山中、薬師岳小屋付近のザレ場で滑ってコケてしまいました。

こういう砂利道はほんと歩きずらく、気を付けててもどうしても滑ってしまいます・・。

薬師峠(テント場)


薬師峠(テント場)

なんだかんだで、再びテント場に到着です。

ザックが軽かったおかげか、薬師岳を3時間で往復することができました。




というわけで、たくさん歩いた1日目もこれにて終了。

夕方ごろにはテント場内に太郎平小屋の出張所ができ、テントの受付のほか、ジュースやビールの販売が行われていました。

ビールを飲みたいという衝動に駆られましたが、だいぶ疲れていたので、2日目に向け早めに就寝です。

登山2日目





天気予報では朝から晴れのはずだったのですが、どんよりとした完全な曇り空でした・・。

ここは薬師沢方面と黒部五郎岳方面との分岐です。


サラシナショウマ

太郎平から薬師岳は平坦な道も多いのでのんびり歩けます。

道の脇には多くの花も咲いていて、この白いフワフワした花が特に印象的でした。名前はサラシナショウマかな?


ベニテングダケ

そして足元には立派なキノコが。これはベニテングダケかな?




こうした木道で整備された歩きやすい道が続きます。

あと、ここで二百名山達成まであと一座というおじさんに出会いました。あとは赤牛岳を残すのみなんだとか。すごい。


オオルリボシヤンマ

薬師沢の手前で見つけたトンボ。

後で色々と調べてみたところ、たぶんオオルリボシヤンマだと思われます。標高の高いところでみられるトンボだそうで、地域によっては絶滅危惧種に指定されているのだとか。




花やキノコやトンボと戯れながらのんびりと歩いてきましたが、ようやく薬師沢に到着です。

エメラルドグリーンに輝く川が美しい。

薬師沢小屋


薬師沢小屋

薬師沢小屋

宿泊料:9200円(素泊まり6000円)
収容人数:60名
水場:あり
トイレ:あり
ホームページ:http://ltaro.com/

薬師沢小屋は小屋の前にベンチなどが設置されており、休憩にはピッタリなスポットです。トイレは小屋の中にあるので、いったん靴を脱いでから小屋の中に入る必要があります。




そして、薬師沢小屋の目の前には川を渡るための橋があります。




そしてこれがまたスリリングな感じ。しかも、けっこう揺れます。

人によってはかなり慎重にゆっくり渡っていました。高い所が苦手な人だと、やや恐怖を感じるかもしれません。




橋を渡ったあと、川沿いを少しだけ歩きます。

こんなキレイな川ですが、雨天時などには川が増水して渡れなくなるのだとか。

雲ノ平への直登


雲ノ平への直登

沢を超えると「雲ノ平 直登」の看板が。

この直登ルートは標準コースタイムが約2時間。2時間もこの急坂を登り続けなければならないのか・・と、一抹の不安がよぎります。




この直登ルートはひたすら大きな岩がゴロゴロところがっており、常に急な箇所が続きます。




行けども行けども同じ景色。うーむ、うんざり。

他の登山者たちも息をきらしながら、休憩多めな感じで登っていました。さすがにきつかったです。

アラスカ庭園


アラスカ庭園

直登を登り終えるとアラスカ庭園にたどり着きます。この辺りは針葉樹が多く、確かにアラスカっぽい雰囲気があるかもです。

アラスカ庭園は景色もよく、ベンチも設置されているので休憩にピッタリです。




しばらく歩くと水晶岳が見えてきました。




ここまでくると地形も平坦になり、いかにも雲ノ平という景観になってきました。

雑誌などで見てずっと憧れていた雲ノ平に着いたのかと思うと、なんとも嬉しかったです。

雲ノ平山荘


雲ノ平山荘

雲ノ平山荘

宿泊料:9500円(素泊まり5500円)
収容人数:70名
水場:有料
トイレ:あり
ホームページ:http://kumonodaira.net/kumonodaira/

外観がオシャレな雲ノ平山荘。外観だけでなく中もとてもキレイでした。ここでテントの受付を済ませ、雲ノ平キャンプ場へ向かいます。




雲ノ平山荘から雲ノ平キャンプ場までは歩いて15分ほど。この写真の中央あたりがテント場になっています。

雲ノ平キャンプ場


雲ノ平キャンプ場

雲ノ平キャンプ場

幕営数:70張
幕営料:1000円
水場:あり
トイレ:あり(やや臭いあり)

雲ノ平キャンプ場は大きな岩がゴロゴロしていますが、所々平になっていて、そこにテントを張ることになります。

テントを張れるエリアはかなり広いので、探せばいい場所がたくさんみつかるかと思います。ただ、水はけの悪い場所もあるので要注意です。




水場はテント場の奥のほうにあり、その水はとても冷たくて最高でした。この時は日も出てきて暑かったのでたくさん飲んでしまいました(笑)

トイレはバイオトイレですが、そこまでキレイという感じでもなく、やや臭いもありました。そして、トイレが詰まりやすくなっているようで、それを解消する為の棒も置いてありました。




テントの設営が終わったころ、朝からずっと曇りだった天気が急に回復。本当に気持ちのいい青空になりました。


ミヤマリンドウ

そして、地面には青い花びらが美しいミヤマリンドウ。




天気もよくなってきたので、日が暮れるまで雲ノ平周辺を散策ました。

そして、目の前には美しすぎる水晶岳。




この目の前に広がる水晶岳は反則レベル。つい感動して感極まってしまいました。

この景色はキャンプ場からスイス庭園へ向かう途中の道から見ることができます。


スイス庭園


スイス庭園

そしてここがスイス庭園。おそらく、スイスのような景観なのでそのような名前が付いたのだと思われます。

言われてみれば、確かにスイスのようにも感じられる絶景です。


雲に浮かぶ雲ノ平山荘

スイス庭園でまったりしたあと、雲ノ平山荘に戻ってビールを飲みながらまったりしていましたのですが、そんな時に撮った雲ノ平山荘の写真。

雲ノ平山荘が雲の中に溶け込んでいるようで、とても印象的な写真になりました。美しい・・。




そんなこんなで2日目は終了。3日目は念願の高天原温泉へと向かいます。

後半へ続く





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