というわけで、その時の感想を適当に書いていこうかと思います。
大会名:宇都宮トレラン2019
開催日:2019年10月27日(日)
場所:栃木県宇都宮市森林公園
種目:ミドル(21km)、ショート(8km)、ビギナー(4km)
この大会は別名で「宇都宮餃子トレイルラン」とも呼ばれているそうで、餃子で有名な宇都宮のローカルな雰囲気に溢れた大会になっています。
参加者には餃子が2人前も振舞われるという、嬉しいオプション付きです。
コースは会場である森林公園内の赤川ダムを起点に山をぐるっと周るようなルートになっています。今年の2019年大会のミドルコースは2018年大会よりも3㎞ほどコースが伸びで21㎞となっています。
そして、コースの標高図がこちら。累計標高差は1000mほどですが、コースの後半にある古賀志山の登りはものすごい急な登りがあり、なかなか険しいコースです。
参加してみて感じたのですが、距離が20kmほどでそこまで長距離ではないため、最初からガンガン飛ばしていく人が多い印象です。周りに惑わされずに自分のペースで進むことを意識したほうが良さそうです。
開会式ではコース上の注意点の説明や、大会アドバイザーである星野由香里さんのお話がありました。基本的にはみんな安全最優先で楽しみましょう的なお話で、いい雰囲気の開会式でした。
それにしても、こんなローカルな大会で星野由香里さんが見れるってすごい豪華だなって思います。トレランをやっている方ならみんな知っている大スターですからね。
会場内にはシューズや補給食の売店が立ちならんでおり、現地でも装備を揃えられるようになっていました。
開会式が終わるとすぐにミドルの部がスタートです。この日ミドルの部を走ったのは約160名ほど。いままで大きい大会ばかり出場してきたので、この人数の少なさは新鮮でした。
そして、この日の天気は曇り。暑くもなく寒くもなくで絶好のトレラン日和です。
スタート後は舗装されている森林公園の中を走っていきます。心なしかみんなペースが速い気がしました。
登山道に入ってからは少しだけ渋滞が発生しました。ただ、人数の少ないので渋滞してもダラダラの待たされることはなく、すんなり進むことができました。
開放感のある稜線の道を走っていきます。
山をぐるっと一周し、また赤川ダムに戻ってきます。この辺りにくると沿道の方から応援してもらえたりするので、走っていて楽しかったです。
そして、トレラン大会をやっていることを知らなかったであろう一般客の視線を浴びることもできます。
そしてエイドステーションに到着。エイドではアミノバリューと普通の水が提供されています。
このエイドはコースの後半でもう一度通過します。
エイドを超えたあとはコース最大の難所である古賀志山へと向かいます。古賀志山までのルート中にはこのような舗装路もありました。
そしてこれが古賀山山頂へ続く急勾配です。私はなんとか足を止めることなく登りきりましたが、息が上がって途中休憩している選手も多かったです。
古賀志山周辺はほんとにきつくて写真を撮る余裕もほとんどありませんでした。
お昼頃になると天気も回復して赤川ダムのキレイな景色を見ることができました。ゴールまではもう一息です。
そしてようやくゴールです。ゴールテープを抜けると、お手伝いの子供たちが駆け寄ってきてスポーツドリンクを渡してくれました。このアットホーム感がたまらないですね。
ゴール後は参加者に提供されていた餃子をいただきました。
走った直後に餃子を食べるのは厳しいかと思ったのですが、そこは餃子の町である宇都宮。餃子がすごく美味しくて、すぐに平らげてしまいました。作り置きではなくて、その場で調理した熱々のものを頂けたのもよかったです。
ローカルな小さな大会に参加するのは初めてだったのですが、会場の雰囲気もよく、ゆったりした時間が流れているような感じがよかったです。
子供でも参加できるビギナーの部も用意されていたせいか、ご家族で参加されている方も多く見受けられました。
そして、宇都宮の名物である餃子を活かした大会づくりも良かったですね、餃子を2人前も振舞ってもらえる大会はおそらくこの大会だけでしょう。
ローカルな大会に興味のある方はぜひ参加してみてください。
その時の感想を適当に書いていこうかと思います。
大朝日岳へのルートはいくつかありますが、今回は古寺鉱泉から登るルートを選びました。このルートは小朝日岳を通るルートなのですが、小朝日岳山頂から眺める大朝日岳はまさに絶景です。
また、このルートは往復の標準コースタイムで10時間かかります。日帰りでも可能ではありますが、なかなかハードですので大朝日小屋に泊まって1泊2日の行程で登る方も多いようです。
私は今回このルートをトレイルランニングの装備で走りましたので、5時間半で走破することができました。古寺鉱泉から古寺山ぐらいまでは傾斜がきつくて走ることはほぼできませんが、それ以降は平坦な箇所も多いので、絶景を眺めなら走ることも可能です。
累計標高は1600mで距離は18kmほどになりますので、上級者向けの山となります。また、今回は登りの時に小朝日岳山頂を経由していますが、下りは巻き道を利用しています。
私が駐車場に着いたのは日曜日の朝でしたが、すでに多くの車で埋めつくされていました。おそらく、土曜日から1泊2日で登る方たちの車がすでにたくさん停めれていたのだと思います。
以前は30台ほどしか停められなかったそうなのですが、最近整備されたようで、今では100台以上停められそうなほど広い駐車場になっています。
駐車場の前には建設中の古寺案内センターが建設中でした。できあがると、登山案内や宿泊ができる施設になるようです。
また、古寺案内センターの前には登山者用の仮設トイレが設置されていました。
歩き始めてすぐ、レトロな建物の古寺鉱泉が見えてきます。日帰り入浴が500円でできるらしいのですが、常にお湯を沸かしているわけではないそうで、タイミングによっては入浴できないみたいです。
登山道に入ると木漏れ日がきれいなブナの道が続きます。そこまで急な登りでもないので、ブナ林の雰囲気を楽しみながらのんびりと登っていきます。
しばらくすると最初の水場である一服清水にたどり着きます。この水は冷たくて本当に美味しかったです。
今回のルートは水場が多いので、持っていく水は少なくても大丈夫だと思います。実際、私は持ち歩く水は少なくし、水場でその都度補給しながら登ってました。
幹の太いダイナミックな木々がたくさんありました。
2番目の水場がこの三沢清水。離れたところからホースで水を引いているようで、水は全然冷たくありませんでした。冷たくなくて微妙なぬるさだったので、美味しく飲める感じではなかったです。
ひたすら登っていくと、古寺山というポイントにたどり着きます。ここからは小朝日岳と大朝日岳の両方を眺めることができる絶景ポイントになっています。
ただ、この時はガスが多めで絶景を眺めることはできませんでした。残念。。
少しガスが切れたときに撮ることができた朝日連峰の山々。
登山口から一気に1000mほど登ると、ようやく小朝日岳の山頂に到着です。
もう登山を十分に楽しんだ気分になってしまいましたが、目指す大朝日岳の山頂はまだまだ先。軽く行動食を補給してまた出発です。
小朝日岳から大朝日岳へ向かう道は常に大朝日岳が見える絶景のルートです。
比較的、平坦な道も続いているのでトレイルランナーなら最高に楽しめる区間だと思います。
私はトレランしに来ていたのでもちろん走りましたが、絶景を眺めながらのランは本当に最高でした。
道端に生えるヤマリンドウ。こと時は9月の頭ですがたくさんの高山植物が咲きほこっていました。
小朝日岳と大朝日岳の間にあるのが、この銀玉水。ここの水場の水が一番美味しかったですね。
今日は山登りに来たんじゃなくて、この水を飲みに来たんだと思っちゃうぐらい最高に美味しかったです。
銀玉水で英気を養ったあとは、大朝日岳の山頂に向けてもうひと頑張りです。
この辺りは登山道がきれいに整備されていてい、石畳になっていました。写真だと分かりにくいですが、道の両側にはたくさんの高山植物が咲いています。
大朝日小屋は100人収容可能な大きな避難小屋です。中もキレイでトイレもありました。
大朝日岳へ登るルートはどれも長いので、ここに宿泊していく方も多いようです。ただ、小屋の近くには水場がないので水を汲むには15分ほど下った銀玉水の所にいかなくてはなりません。
大朝日小屋を過ぎれば、大朝日岳の山頂へは目と鼻の先です。そして、これが大朝日岳の山頂から見た景色です。
まさに絶景といった感じで、飯豊連峰や磐梯山など名立たる名峰を拝むことができます。
ちなみに、山頂までのタイムは約3時間半でした。3時間で登り切りたかったのですが、大朝日岳へのルートはなかなか手強かったです。
下りも絶景の中を走りながら下山します。
登山の後はやっぱり温泉ということで、今回は古寺鉱泉から車で30分ほどのところにある「湯ったり館」におじゃましました。
塩化物泉のお湯で、少しトロっとした感じがあります。湯舟はひとつだけで、決して大きなお風呂ではないのですが、入浴料はたったの300円でとてもリーズナブルでした。
地元の方がよく通われているようで、田舎らしいのんびりとした雰囲気のあるいい温泉でした。
大会名:OSJ安達太良山トレイル
開催日:2019年9月1日(日)
場所:福島県二本松市岳温泉
種目:10K:約13km、50K:約52km
50Kの部リザルト
出走354名/完走233名(完走率66%)
OSJ安達太良山トレイルは福島県にある安達太良山を何度も登っては下るという過酷さで有名なトレイルレース。距離は約53kmほどでありながら、累計標高は4000mもあり、のんびり走れるような平坦な道はほとんどないというコース設定になっています。
ただ、実際に走ってみてると安達太良山のダイナミックな景観は大変すばらしく、眺めの良い稜線を走っているときは体の疲れが嘘のように消え、走る楽しさに酔いしれました。
公式サイトに掲載されている高低図をみてみると、標高1600mほどの山々を何度も登らなくてはならないハードなコースだということがよくわかります。かつ、エイドは4か所であり、最初のエイドは水だけでした。(そもそもOSJのレースは水だけというのが普通らしいです)
そして、実際に参加してきた私の結果なのですが、ハードなコースに歯が立たず30㎞地点にある第2関門でリタイアしました。もう少し行けた気もするのですが、その次の関門が15㎞先であり、そこまで体力が持たないと判断してのリタイヤでした。自分の未熟さと練習不足を大いに感じたレースとなりました。
というわけで、以下、GoProで撮った写真を交えながらレースの感想を適当に書いていこうかと思います。
大会前日はあだたら体育館で10kmの部の完走パーティーと50kmの部の競技説明会がありました。
パーティーでは長机に備えられているビールや日本酒、オードブル系の食べ物をみんなで取り囲むような形式でした。
競技説明会ではコースの写真を使って、コース上の注意点や攻略法みたいなことを伝授してもらえます。にしても、レース開始から20㎞地点までトイレがないというのを聞かされた時は流石に不安になりました。
レースに参加した方には色んなパンフレットに合わせて、参加賞のソックスも貰えました。しかし、色がショッキングピンクだったので日常使いするには難しいかもしれません・・。
その他には、ソースカツ丼のお店「成駒」で使えるサービス券た、付近の温泉の無料入浴券も貰えました。
そしていよいよレース当日。ヘッドライトは必要ないものの、薄暗い中からのスタートです。
あと、私は運悪くスタート3分前に太ももをブユに刺されてしまい、痛みと痒みに耐えながらのレースとなってしまいました。ほんとついてないです。
最初は安達太良山への登りが続くのですが、しばらくは長い渋滞が続きます。
安達太良山山頂までは淡々と登っていきます。この頃はまだ体も快調でレースを楽しめてました。
そして振り返るとこの景色。
去年のこのレースは雨で相当大変だったそうなのですが、今年は天気に恵まれました。
コース上には走ってはいけないという「走行禁止区間」がいくつか設けられており、その区間の初めと終わりはこのようにスタッフが教えてくれます。
安達太良山山頂からの景色。この付近では他の選手もスマホなどを取り出して写真をとっていました。
絶景が続くコース。
写真の右側に見えるのはこれから向かう和尚山。
安達太良山を超えると、藪と笹が生い茂った道を進むのですが、ここがきつかったです。
道が細いうえに、写真のように木の枝が登山道にせり出してきているので、ずっと屈みながら進まなくてはなりませんでした。
和尚山へ続く稜線。この稜線はウィンドジャケットが欲しくなるぐらいの強い風が吹き荒れていました。
最初のエイドステーションは水があるだけの簡易的なものでしたので、水だけ補給してすぐコースに復帰しました。
ただ、この時点で頭から流血している人を二人も見てしまい、このレースの過酷さを肌で感じることとなりました。
途中、川を渡る箇所もありました。上手く石に足を乗せればシューズを濡らさずに進めますが、人によってはここでシューズを濡らしてしまった人もいたようです。
そして、さらに黙々と登り返し、船明神山の山頂付近にたどり着くと、素晴らしい景色が広がっていました。
あまりにもダイナミックな火口の景色。
なんか、この景色を見れただけでもう十分かなと思ってしまいました。けっこう疲れも出てきているはずなのに、こういう景色を目の前にすると疲れが嘘のように吹き飛んで、また元気よく走り出してしまうのでは何でなのだろうか。
この辺りはホントに絶景の連続で、楽しく走ることができました。
景色がよかったこともあり、気持ちよく第1関門に到着。着いたのは、関門閉鎖時間の1時間30分前でした。自分の中では予定通りでした。
しかし、予定外だったのはトレイの数。また次の関門まで10km先までトイレがないので、ここで済ませていこうと思ったのですが、トイレが一つしかありませんでした。
案の定、トイレの列に並び始めてから実際に使うまでに30分もかかってしまいました。これはどうにかならないものでしょうか?せめてトイレの数を二つにするだけでも随分違うと思うのですが・・・
そんなこんなで時間を浪費しつつも、提供されていたコーラやバナナで補給を済ませ、次の関門へ出発しました。
第1関門を出発してしばらくすると、沼尻温泉の源泉エリアにたどり着きます。この辺りは硫黄の匂いが立ちこめていました。
そして、ここから胎内岩に続く登りで体調に異変が。
第1関門までは好調だったのに、いきなり強い疲労感が出てきて息も絶え絶えになってしまいました。
ペースが落ちたまま、頑張って進みますが、足の踏ん張りがきかず、転びそうになることもしばしば。この辺りで完走は諦めました。
完走は諦めましたが、第2関門だけは通過しようと目標を変更し、最後の力を振り絞ります。
歩いたり、走ったりを繰り返しながら、美しい木々の中を進んでいきます。
そして第2関門の閉鎖時間ギリギリでなんとか第2関門を通過しました。
もちろん、関門を通過したのでこの先に進むこともできたのですが、次の関門は15㎞先であり、そこまで走りきることは難しいと判断し、リタイアを決めました。
いざリタイアしてその場で休憩していると、だんだん体力が戻ってきて自分はまだ行けたのではないか?という考えが頭をよぎったりするんですけどね・・。
ハードなレースとは聞いていましたが、実際に参加してみるとどれだけハードなのかというのがよく分かりました。
最近はあまりトレーニングをできておらず、そのせいにしようかと考えましたが、なんか根本的に体力が足りてない気がしてきました。
というわけで、しばらくは長距離レースに出場するのはいったんお休みして、基礎的な体力作りに取り組もうと思います。次に繋がる課題を見つけられだけでも、今回のレースに出場してよかったかなと思っています。
そして、このようなレースに参加して完走できるほどの実力を持っている他の選手たちに尊敬の意を抱きました。本当にすごいと思います。いつかそうなれるように頑張りたいと思います。
ホカオネオネには様々なタイプがありますが、このSPEEDGOATは起伏の激しいトレイルレースやオフロードに最適化されたシリーズで、SPEEDGOAT3はその最新モデルです。
特徴的なのはなんといっても、他のトレランシューズにはない圧倒的に分厚いミッドソール。足にかかる衝撃を抑えてくれるので、ロングレースにも最適です。
また、がっしりした見た目とは裏腹に重量は292g(27cm)と軽めに抑えられているのも特徴です。
これがホカオネオネの外箱。青と白のシンプルなデザインです。
箱を開けたところがこちら。やはりかっこいい。デザインに惚れて買ったようなもんです。
ホカオネオネのロゴと、アウトソールのビブラム社のロゴがまたかっこいい。
アウトソールはビブラム社のものが使われており、5㎜の溝がロードをしっかりとグリップしてくれます。
見た目にも分かるミッドソールの分厚さ。ホカオネオネのシューズはマシュマロみたいだと比喩されるぐらいにクッション性が高くなっています。
実際に3か月ほど、ロードランニングやトレイルランニングで使用してみましたので、その感想を書いていきたいと思います。
まず、一番最初に履いた時に感じたのは絶妙なフィット感と、強いクッション性でした。荒れたトレイルであっても足への衝撃が少ないので、気持ちよく足を踏み出すことができました。自分はトレイルで下りを走るときは足への負担を考えて、どうしてもスピードを落としてしまいがちだったのですが、クッション性が高いおかげで思い切り走れるようにもなりました。
トレイルランをやる人の中にはクッション性が高くてフワフワした感触を嫌う人もいるので、向き不向きもあるかもしれませんが、使う用途によっては素晴らしいシューズだと思います。特に、足への負担を極力減らす必要があるロングレースには最適だと思います。
また、自分はそんなに長距離のレースに出たりはしないのですが、最近は足のケガ予防としてこのシューズを履いています。いままではミッドソールが薄いシューズを履いてたせいか、足に痛みが出ることが多く、その度に苦労させられていました。
ミッドソールの厚いシューズを使うようになってからは、足の痛みがほとんどでなくなり、レースの時だけなく日常のトレーニングにも使うようになりました。
また、グリップに関してですが、あらゆる方向にトラクションを発揮する独自のラグが使用されているおかげ、起伏の激しい地面やぬかるんだ道でも優れたグリップ力を感じることができました。ロードランニングでも走りやすく、同様の安定感があります。ングでも走りやすく、同様の安定感があります。
私は普段トレラン用のシューズは27.5cmを購入しているので、SPEEDGOAT 3 も27.5cmを購入したのですが、若干小さめな感触があり、足の先が少し当たる感覚もありました。ほかの方のレビューも調べてみると、つま先あたりがやや狭いというレビューもあり、気になる方は0.5cmほど大きめのサイズを選んだほうがいいかもしれません。
SPEEDGOAT3 WP(ウォータープルーフ)は通常のSPEEDGOAT3から耐久性、防水性を向上させたモデルです。値段は通常のものとさほど変わりませんので、防水性を求める方にはこちらのモデルがオススメです。
大会名:inov8 CUP 第9回 美ヶ原トレイルラン
開催日:2019年06月29日(日)
場所:長野県長和町
種目:90km、80km、45km、15km
(90kmと80kmはITRA国際トレイルランニング協会認定 4ポイント)
大会名だけ聞くと美しい原っぱを走るようなイメージに抱きがちですが、なかなかハードで手強いレースとして有名な「美ヶ原トレイルラン」。今回私は80kmの部門に参加しましたが、そのハードなコースに苦しめられ、約60㎞地点にある長門牧場でリタイヤとなりました。
ハードではありますが、霧ヶ峰、美ヶ原高原、蓼科高原などの国定公園は美しい景観ばかりででした。今年は天気が悪くガスっていることも多かったのですが、晴れれば何度も絶景を味わえたのではないかと思います。
以下、80kmコース図です。(累計標高差3980m)
スタート地点からスキー場を一気に登り、その後は2000m級の山や峠をいくつも超えていきます。そして、難関なのが物見石山から続く標高差1000m以上の長い下り。この下りで足をやられて、その後の和田宿エイドでリタイヤする人が多いという事前情報は知っていたのですが、自分も長い下りで足をやられてしまいました。
また、前日の競技説明会では第3エイドの和田宿で水を多めに補給しておくことを強く進めていました。登りが続く第3エイド~第4エイドまでの区間は距離も長く、途中で水不足に陥る方が多いようです。
この大会では80kmのほかに90kmのコースがあるのですが、累計標高差が1000mもプラスされており、難易度が格段に上がっているそうです。自分にはまだまだ太刀打ちできなさそうですが、来年には100kmコースも計画されているのだとか・・。
美ヶ原トレイルランでは前日に受付と競技説明会が行われます。会場であるブランシュたかやまスキーリゾートの隣にある体育館がその会場です。
競技説明会では大会の注意事項のほか、コースディレクターである田中ゆうじんさんコースの説明などが行われました。最初のスキー場では抑えめに走ってとか、牧場の牛には触らないでとか、大会を走るうえでの情報が盛りだくさんでした。
また、今年亡くなった西田由香里さんの旦那さんによる追悼報告会が行われました。この報告会では西田由香里さんが亡くなった山岳事故の解説が行われ、安全に対する意識を否応なしに再確認させられました。
会場の体育館では売店が設置されており、トレラングッズがたくさん売られていました。ザック、シューズ、ウェア、ヘッドランプなど必要なものはすべて売られており、装備を家に全部忘れて手ぶらで来てしまった人でもここで揃えればなんとかなりそうな感じでした。
自分はジェルを何個か買ってしまいました。とくにトレイルバターは前々から気になっていたものの、なかなか買う機会がなかったので購入してみました。レース中に飲んだのですがめちゃくちゃ美味しかったです。味はピーナツバターを舐めているような感じでした。値段は高めなのですが、普通のジェルに飽きてきた頃に飲むと、味が全然違うのでさらに美味しく感じると思います。
朝の2時頃にはブランシュたかやまスキーリゾートの駐車場に到着し、準備を開始しました。そして、午前3時には90kmの部がスタートになるので、スタートの模様をちょっと見学です。
90kmに出場する人たちはきっと強靭な肉体をもったすごい人たちなんだろなぁと思いながら眺めていました。
そんなこんなで自分が出場する80kmのスタート時間が迫ってきました。
朝の4時なので辺りはまだ真っ暗。ヘッドランプを点灯させてついにレースのスタートです。
スタートするといきなりスキー場を直登します。体も温まっていない状況なのに、いきなりハードな登りということで、自分を含めて回りの方もすでに息を切らしはじめていました。
本当は抑えて走らなければいけない区間なのに、今思えば周りの選手に流されてオーバーペース気味だったかもしれません。体力に自信のない方はスタート地点で後方のほうに並んでおいて、早い選手に惑わされないようにゆっくり行くのがいいと思います。
スキー場を登り終えるとヤマツツジが咲くキレイなシングルトラックを走ります。ここからようやくトレイルランニングっぽくなってきました。
振り返ると霧ヶ峰の絶景です。
砂利道の林道や林の中を抜けて、黙々と進んでいきます。
少し日差しも出てきて、晴れて暑くなるのは嫌だなぁと考えながらも、日差しが差し込んで美しく輝く木々に目を奪われます。
スタート地点から14kmほど進んだところで第1エイドである「和田峠」に到着です。
バナナやコーラなどをいただき、水も補給させてもらいました。天候は基本的に曇りで気温もそこまで高くなかったのですが、喉は渇くもので、しかっりと水分補給させてもらいました。
和田峠を越えると、三峰山(1,887m)、茶臼山(2,006m)と山を越えていく区間である、晴天であればひたすら絶景を拝める区間らしいのですが、この日は完全にガスっており、何も見えませんでした。
しかも稜線上では強い風と小雨の影響で、体感温度がかなり低く、たまらずレインウェアを着込んで走ることとなりました。
三峰山と茶臼山を抜けると、美ヶ原牧場の敷地内へと入ります。
走りやすいい平坦なロードが続くのですが、ロードが苦手な私はずっと走り切れることができずに歩き気味に。もうすでに疲労が出てきていました。
なんとか第2エイドである「山本小屋」にたどり着き、ここでは少し長めに休憩を取りました。
そして、このエイドでは体調不良を訴えてすでにリタイヤしている選手たちを何人もみかけました。ハードなコースなんだなと改めて実感しつつ、身を引き締めて先に進みます。
山本小屋を超えると標高差1000mを一気に下ります。ここでいかに体力を残しておくのがレース完走の鍵になるそうなのですが、私はここですでに体力の大半を奪われてしまいました。
長い下りの中で足に痛みが出てしまい、走るスピードが極端に落ち、他の選手にたくさん抜かされました。
下りを抜けて、次のエイドである和田宿を目指します。この頃には走るのも厳しい状況に。トボトボ歩いて少し体が復活してきたら少し走るというのを繰り返してました・・。
息も絶え絶えになりながら、和田宿に到着です。このエイドではどの選手も時間をかけてゆっくりと休息をとっているようでした。
このエイドではそうめんと蕎麦の提供がありました。湯で具合が絶妙で最高においしかったです。何度もおかわりさせていただきました。
エイドの一画には頭から水をかけてもらえる所もありました。天候は曇りでしたが、頭から水をかけてもらって汗などを流すと物凄くサッパリします。
和田宿でゆっくり休んで体を完全にリフレッシュした後、のどかな里山の風景の中をのんびりと走ります。
しかし、そんなのんびりとした雰囲気はつかのま。清水峠で200mの急登が待ち受けていました。
もうバテバテな状態だったので本当にきつかったです。
清水峠をなんとか超えたあとは長門牧場までの長い長い登り登りの林道が待ち受けていました。
ここの区間に差し掛かった頃には雨も降りだし、体力的にもう走ることさえ厳しくなり、次のエイドでのリタイアを確信しました。
ただ前に進むことしか考えられず、写真を撮る余裕さえなくなっていました。
長門牧場の敷地にはいり、これでようやくリタイヤできることへの安堵の気持ちでいっぱいになりました。
いま思い返せば、この時は完走できなくて悔しいなどとは考えておらず、ただひたすらこの苦しみから解放されてゆっくり休みたいという考えばかりでした。
スタートから約12時間。私にとってのゴール地点「長門牧場」に到着です。
ここで提供されていた飲むヨーグルトが死ぬほど美味しかったです。周りの選手の中には「このヨーグルトを飲むために長門牧場までは頑張った」と話している人さえいました。
というわけで、私の美ヶ原トレイルランは第4エイドの「長門牧場」で幕を閉じました。
長門牧場からは運営のバスに乗ってスタート地点まで戻り、振舞われていたレタス入りのうどんをいただきました。これも最高に美味しかったです。
人間は極限状態で飢えていると何でも美味しく感じるのかもしれない。
美ヶ原トレイルランが途中リタイヤという結果で終わり、こうしてブログを書いている今は悔しい気持ちでいっぱいです。
色々と思い返してみると、自分は下りのルートで多くの選手に抜かされたり、足の痛みを感じたりしたことから、下りが苦手なんだと認識することができました。今後は下りの練習量を増やして、また来年にでもリベンジしたい気持ちでいっぱいです。
大きな挫折を味わいましたが、次の目標や自分の弱点を認識することができた大変価値のある経験ができました。トレイルランはやっぱり楽しいですし、奥深いです。
またレースに出たら完走をこのブログに書いて記録を残していこうかと思います。
大会名:ECHIGO COUNTRY TRAIL
開催日:2019年06月16日(日)
場所:長岡市小国町
種目:53km、15km、2.5km
ITRA国際トレイルランニング協会認定 2ポイント
53㎞のコースはおぐに森林公園をスタートし、標高500mほどの里山もいくつも踏破していくルート。越後カントリートレイルといえば地域の住民一体となった熱い応援で有名ですが、ルート内の住宅地では実際に地域の方たちの熱い応援を得られることができます。
公式なエイドは全部で6か所ありどれも充実していました。特に第2エイドでは流しそうめんを味わうこともできます。さらに、私設エイドが何か所も存在しているのでエイドに困ることはないでしょう。
累計標高差はおよそ2200m。里山を走るコースとはいえ、それなりに厳しいコースになっています。とくに最後に待ち受ける八石山の急な登りは疲れた足には相当応えます。さらに今年は雨の影響で登山道がドロドロになっており、普通に歩くことは困難な状況になっていました。滑らないように慎重に進まなければいけず、そこでも体力を奪われます。
前日の天気予報では降水確率100%の予報が出ており、朝から雨の予定でしたがレース直前は幸いにも雨がやんでいました。
レース直前の会場はこんな感じ。DJらしき方が選手にインタビューしたり音楽で会場を盛り上げてくれていました。だんだんとレースの実感が湧いてきて、テンションも上がります。
そしてAM6:00前にゲート後方にスタンバイ。私は50km以上のトレランレースは初めてで自身がなかったので後方のほうに並びました。
そしてレースがスタートすると早速渋滞が発生。レースだとよくあることなので仕方ないのかもしれませんが、こんな渋滞が30分ほど続きました。
ちなみに、今回のレースの写真はすべてGoPro Hero 7で撮影しています。いつも使っている一眼カメラに比べたら画質は当然劣りますが、それなりに綺麗な画像が撮れちゃいます。
あと、今回のような大雨と泥にまみれるようなレースでは防水で軽量なアクションカムがやはり最適ですね。
標高の低い山がメインのコースではありますが、所々に眺望の良い開けたところがあります。この時は少しだけ雲の間から青空が見えていました。
山を下って住宅のあるエリアに入ると地元の方が応援してくれました。事前情報で地元の方の熱い応援があるとは聞いていましたが、本当にお年寄りの方まで熱心に応援してくれたのは驚きでした。
応援に押されてついペースも上がりがちになってしまいました。
のどかな里山の風景。晴れていればもっと最高なのかもしれない。
まずは一番最初のエイドに到着。大勢の方が待ってましたとばかりに出迎えてくれました。
このエイドでは飲料のほかにオレンジ、トマト、キュウリが提供されていました。トマトをいただいたのですが、ちょうどよく塩がかけられていて体に染みわたりました。
そして何より「どんどん食べて行ってね」というエイドの方たちの言葉が印象に残りました。
第一エイドを使いしてまたトレイルに入ります。稜線では風が強くなっていましたが、雨はまだ強くなっていませんでした。
この頃はまだ体力的に余裕がありレースを楽しむ余裕もありました。
二つ目のエイドに到着です。
越後カントリートレイルといえばこの流しそうめん。思いのほか凄く美味しくてたくさんいただいてしまいました。
広い田園風景の中をのんびりと走っていきます。
そしてまたエイド。ここで提供されていた羊羹がものすごく美味しくて、いままで食べた羊羹の中で一番でした。
だいぶ人気で数が足りなそうになっていたようで、スタッフの方が一人一個までと呼び掛けていました。
そして、ここにきて雨が本降りに。すかさずレインウェアを着込みます。
ただ、雨が本降りになっても地域の方の応援は相変わらずで、傘をさしたりレインウェアを着込みながら雨の中を応援してくれました。
雨の中のトレイルで登山道がドロドロになっており、シューズもこのありさま。登山道を慎重に走るのに必死で写真を撮ることもできませんでした。
シューズが泥だけになって困っていたところでちょうどよくエイドが出現。たぶん私設エイドかと思いますが、温かいお茶を頂いたり、汚れたシューズを洗わせてもらったりと、よくしてもらいました。
本降りの雨の中を淡々と進んでいきます。この頃には体力的にも疲れが出てきており、けっこうきつかったです。
そんな体力的にもきつくなっているところで現れたのが、このようなドロドロの道。
普通に歩いて進むのはまず不可能で、周りの木々につかまりながら進むか、ウォータースライダーのようにお尻で滑っていくしかありませんでした。
いつまでもつづくドロドロ道。精神的にも体力的にも辛い時間でした。
そして最終的に足はドロで覆われました。もうここまでなると逆に何も気にならなくなりますね。他の参加者の方もみんな全身ドロだらけでした。
ドロ道に苦しめられ、疲労困憊のまま最後のエイドに到着。ここではスタッフの方がバケツの水で選手たちの体についたドロを落としていました。
自分も少しドロを落としてもらい、ラストスパートです。
最後のゴールまでの道は平たんな道が続くのですが、あと数キロという距離が本当にきつかったです。体力をほとんど使い果たし、ほとんど歩いて何とか進んでいくような状態でした。
そして、最後は9時間30分ほどのタイムでゴール。
途中、もうドロドロ道に苦しめられ、制限時間に間に合わないかもしれないと諦めかけた時もありましたが、なんとかゴールすることができました。なかなか手強かったです、越後カントリートレイル。
今回のレースは雨とドロドロ道に苦しめられましたが、終わってみれば雨の中を泥だらけになりながら走るのも大変貴重な体験であり、今では楽しかったなと思えます。
そして何より、地域の方の応援が素晴らしく、町全体でレースを盛り上げようという空気がとても良かったです。このレースを主催する松永さんはどのようにして、地域の方をここまで巻き込めたのか不思議でした。トレイルランはまだまだマイナーなスポーツで、もともと興味ない方が大半だったはずです。それを町の一大イベントにまで昇華させたのは本当にすごいと思いました。
そして、ぜひ今度は晴れた日のコースを走ってみたいですね。絶対に最高な景色が見られるはずです。
ちなみに、私が越後カントリートレイルを知ったのは「RUN+TRAIL」というトレラン雑誌の中で特集が組まれていたのを読んだのがきっかけです。
越後カントリートレイルの魅力が丁寧にまとめられていますので、ぜひ興味のあるかたは一読してみてください。
そもも、三浦アルプス・三浦半島は都心からとても近いわりには自然が多く残っており、ハイキングコースもよく整備されているのでトレイルランナーもよく見かけるエリアです。
常緑樹が多いエリアなので冬でも木々が生い茂っていたり、相模湾や東京湾を一望できるスポットもたくさんあります。
また、自分が一番オススメしたい点は「人が少ない」ということ。近くには鎌倉アルプスというトレイルランナーにも人気のエリアがありますが、あそこは一般のハイカーも多いため、周りに気を使って走らなければなりません。三浦半島のエリアは一般のハイカーが少ないので、ほとんど人とすれ違わないという事も珍しくありません。
都心に近いエリアでありなが静かな山歩きも楽しめてしまうのも魅力のひとつです。
前置きが長くなりましたが、以下オススメのルートを5つ紹介します。
まず最初にオススメするのは歩きでも4時間程で歩ける初心者向けのルートです。高低差が少なく、走りやすい道も多いルートなので初めてトレランをやってみたいという方にも最適だと思います。
スタート地点は京急の新逗子駅。森戸川林道は谷になっているので薄暗い森の中を走ることになりますが、二子山の山頂は眺望がよく横浜方面の街並みを眺めることができます。ルートの後半は走りやすい尾根を走り、京急田浦駅まで下りればゴールです。
京急田浦駅の近くには「竹の湯」というレトロな銭湯もあり、そこで汗を流していくのもオススメです。
初級1のルートよりもややアップダウンが多く、走りごたえのあるルートです。
京急新逗子駅から住宅地を抜けてトレイルに入るとすぐに仙元山の山頂にたどりつきます。ここにはベンチもあり、相模湾をのんびりと一望できる絶景スポットになっています。
仙元山を超えたあとはアップダウンを繰り返しながら三浦アルプスの南尾根を進んで乳頭山を目指します。走りやすい箇所も多いですが、細い道や長い石段があったりと変化にとんだルートでもあります。
二子山、阿部倉山、仙元山、乳頭山と三浦アルプスの主要な山を経由して一周するルートです。
それなりに累計標高も距離もあるので走りごたえがあり、三浦アルプスを満喫できるルートになっています。
やや長いコースではありますが、途中に住宅地を通る箇所があり、コンビニなどがありますのでそこでトイレや休憩をしていくのもありです。
京急長浜駅からJR六浦駅まで三浦半島を半分くらい縦断するルートです。
距離は25㎞とそれなりに長く、三浦富士、武山、大楠山、乳頭山、鷹取山といった三浦半島にある主要な山々を次々と制覇していくルートになっているので、累計標高差も大きくなっています。
このルートは住宅地などを通過したり、分岐の多い山をたくさん通ることになりますので、道迷いが多く発生する可能性があります。スマートフォンのアプリで自分の現在地と進むべき方向を確認しながら進むことをオススメします。
また、ゴール地点の六浦駅付近には「亀遊舘」という銭湯があるので、帰るときはそこで汗を流していくといいでしょう。
毎年開催されている「三浦半島縦断トレイルラン大会」と同じコースになります。住宅地や平坦な道を通ることも多いので累計標高差はそこまで大きくありませんが、三浦半島を一気に縦断する形になるので距離は40kmと長めです。
「三浦半島縦断トレイルラン大会」の大会記録を見ると一番早い人は4時間ほどで走りきってしまうよですが、普通のトレイルランナーであれば休憩を含めて6時間~9時間ほど見ておいたほうがいいかもしれません。
ゴール地点のJR港南台駅から少し歩くとスーパー銭湯「お風呂の王様 港南台店」がありますので、そこでゆっくり汗を流してから帰るのがオススメです。
行ってきたのは八ヶ岳にある天狗岳。テント泊で色々大変ではありましたが、天候に恵まれて最高の山行となりました。
冬季の天狗岳は登山者が多く、近くに山小屋もあるで、雪山初心者でも十分楽しめる山になっています。頑張れば日帰りも可能ですが、黒百合ヒュッテに泊まって1泊2日の日程で行くがオススメです。余裕をもって行動できますし、夜は綺麗な星空、朝は綺麗な朝焼けをみることができます。
アイゼンは必須です。それに加えてピッケルかトレッキングポールのどちらかはあったほうがいいでしょう。また、天狗岳の稜線上は風が強い日が多いので、手袋、バラクラバ、スノーゴーグルもしっかりと用意したほうがいいかと思います。
天狗岳に登るには渋の湯、もしくは唐沢鉱泉から登るのが一般的です。今回私は渋の湯から登ることにしました。
渋の湯から黒百合ヒュッテへの道は比較的平坦な道で、北八ヶ岳らしいシラビソの林の中をのんびりと歩けるようになっています。1日目は黒百合ヒュッテで泊まり、2日目に天狗岳に登頂し、その後下山するコースです。
渋ノ湯では温泉に入ることもできるので、下山後はそこでさっぱりと汗を流すのもオススメです。
車の場合は諏訪南ICから40分ほどで、渋の湯の駐車場には20台ほど停められます。(有料で1日1000円)
バスの場合はJR茅野駅から年末年始(12月29日~1月4日)だけ運行されています。詳しくはアルピコ交通のサイトで確認してください。
http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1474592971933/index.html
JR茅野駅からタクシーを利用する場合は約7500円で時間は40分程かかります。
朝の7時ごろに車で渋ノ湯に到着。この時は雪が少なかたので、渋ノ湯への道はスタッドレスタイヤじゃなくても大丈夫そうでした。
渋ノ湯についたらさっそく駐車場に車を停めます。ただ、駐車場にはロープが張ってあって勝手には停められないようになっていますので、渋御殿湯に行ってお金を先に払います。お金を払うと渋御殿湯の女将さんが車を誘導してくれますので、それで車を駐車します。
料金は1日1000円でした。あと、渋御殿湯の受付が朝の6時からということなので、朝早すぎると車を停められないかもしれないので注意です。
車を駐車したら軽く朝ごはんを食べたりして登山の準備を整えます。駐車場の横には綺麗な公衆トイレもありました。
そしてこれが今回のザック。ブラックダイヤモンドの60Lに以下のものを詰め込んでいます。
主な持ち物 テント、フロアマット、アルミシート、スコップ、冬用シュラフ、ダウンジャケット、ダウンパンツ、バラクラバ、スノーゴーグル、サングラス、スノーグローブ、インナー手袋、替えの手袋、貼るカイロ、ネックウォーマー、クッカー、バーナー、水1L、食料2日分、行動食、ヘッドライト、エマージェンシーキット、一眼レフ、アイゼン、ピッケル、トレッキングポール、ワカン |
さっそく登山口から登ろうとしたら奥蓼科補導所のおじさんたちに登山届の確認などをされました。そして、今は例年に比べて積雪がかなり少ないのでワカンは必要ないとの有難いアドバイスを頂き、ワカンは車に置いてくることに。
ワカンを車に置いてきたことで重かったザックが少し軽くなりました。
久しぶりのテント泊で重いザックに戸惑いつつ、登山開始です。登山道の雪はしっかり踏み固められて普通に歩けそうだったので、ノーアイゼンで歩きました。ただ、チェーンスパイクか軽アイゼンぐらいは付けたほうが安全だったかもしれません。
朝の陽ざしが木々の中から差し込み、木々の葉っぱからこぼれ落ちた粉雪がキラキラと輝いていました。さっそく、雪山登山の良さを満喫です。
空を見上げると八ヶ岳ブルーに輝く青空が。
この日は風も少なく、ほんとに穏やかな天気でした。
天気が良くてつい空の写真を撮ってしまう。
白く染まった木々と青空のコントラストが本当に最高です。
だんだん標高が上がってくると積雪量が増えてこんな真っ白な景色になります。まさに雪山というような景観でテンションがあがります。
登山口から約2時間半。コースタイム通りの時間で黒百合ヒュッテに到着です。重いテント泊装備を背負いながら雪山を登ってくるのはなかなか苦労しました。
黒百合ヒュッテの前にある温度計を見てみるとマイナス7度を指していましたが、体が火照っていて全然寒さを感じませんでした。
黒百合ヒュッテのテント場はこんな感じ。以前、夏の時期に来たことがあるのですが、その時とは全く雰囲気が違くて驚きました。
そして、時間がまだ午前の11時ということもあり、まだ撤収作業をしている方もいるようでした。
そして、自分はそそくさと黒百合ヒュッテ前の木の下にテントを設営です。使っているテントはテラノバのスーパーライトボイジャー。基本的には3シーズン用ですが、冬でも問題なく利用可能です。
テントを設営すると暑くなってしまい、黒百合ヒュッテでビールを購入して一杯入れました。雪山で飲むビールは最高でしたね。
昼過ぎにはやることも無くなって暇になってしまったので、周辺を散策することに。
まずは黒百合ヒュッテ正面の登山道を数分ほど登ったところにある高台に行き、そこから天狗岳の全体像を写真に収めました。ほんとここからの景色は絶景です。
岩に雪が張り付き、その雪が風で削られて独特な景観を見せていました。
続いては黒百合ヒュッテから中山峠方面を少し散策してみました。その時の途中の道が上の写真なのですが、すべてが雪で真っ白になっていて、本当に幻想的でした。
また、雪のせいで辺りがシーンと静まりかえっており、より幻想的な雰囲気を醸し出していました。
そして、上を見上げた景色がこちら。
この異世界感がほんとにたまらないです。別の惑星にでも舞い降りたかような気分です。
こちらは中山峠付近で撮った写真。雪山はどこから撮っても無駄に美しい。
そして夜の8時頃にテントから這い出して星空の写真を撮ってみました。
この時は空が透き通っているかのように、たくさんの星をみることができました。
ただ、写真に撮るのはなかなか難しいですね。RAWで撮った写真をLightroomで現像して、なんとか星空っぽく見せていますが、ノイズが酷いです。星空撮影はもう少し勉強が必要ですね。
そしてテントの中はというと全てのものが凍り付くような状態でした。外気温はマイナス10度ぐらいで、テントは夕飯の準備なのでバーナーを使ったりするとマイナス5度ぐらいにまであがりますが、基本的にはずっと氷点下でしたね。
黒百合ヒュッテは冬季は水場がなくなるので、小屋でお金を出して水を買うか、雪を溶かして作るかになるのですが、自分はせっせと雪を溶かして水を作っていました。
あと、使っているバーナーには低温に強いと言われているSOTOのパワーガスを使ったのですが、流石に氷点下の環境下だと火力が弱くなったりすることがありました。その場合には手袋をした手でガスカートリッジを温めてやると火力が上がって安定します。
そして、夜寝るときの話ですが、深夜になるとテントの中でもマイナス15度近くになりました。限界使用温度がマイナス30度のシュラフを使い、ダウンジャケットとダウンパンツを着こみ、貼るホッカイロを体に張ってなんとか寝れました。特に足先が冷えやすいので、足に貼るホッカイロを用意していくのがオススメです。
朝の7時ぐらいには身支度を整えて、天狗岳へと向かったのですが、その途中にある中山峠が朝日でオレンジ色に輝いていて綺麗でした。
中山峠から少し天狗岳方面に進んだところで、また絶景に出会えました。
急な登りもありましたが、なんだかんだで東天狗岳の山頂に到着。
やはり山頂や稜線上はものすごい風が吹いていました。飛ばされそうなほどではないのですが、風が顔にあたると痛いぐらいになりますので、バラクラバやゴーグルで顔を守らないとヤバいレベルでした。
東天狗岳山頂から南八ヶ岳方面を撮った写真です。硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳などがよく見えました。
東天狗岳を制覇したら早速西天狗へも向かいます。正直、西天狗まで行くかは直前まで悩んでいたのですが、天気も最高ですし、体調も良かったので行くことに決めました。
正面に迫る西天狗岳。奥には北アルプスや中央アルプスの山々も見えています。
西天狗への稜線歩き。歩きやすいし、景色はいいし、晴れてるしでもう最高すぎました。
西天狗岳の山頂です。東天狗岳から20分もかからずに来ることができました。
西天狗岳の山頂は意外にも風が少なくて快適でした。
西天狗岳の山頂でのんびり記念撮影や景色を楽しんだあとで下山を開始です。
帰りは来た道を戻るだけだと面白くないので、天狗の奥庭を通るルートを選びました。そのルートを歩いているときに、ダイアモンド富士ならぬ、ダイヤモンド天狗を見ることができました。
黒百合ヒュッテまで戻ってきました。
まさに快晴。
黒百合ヒュッテ戻ってきてからは、少し休憩したりお昼ごはんを食べたりダラダラしていました。日差しがあるおかげでそんなに寒くなかったので、テントの外で雪景色を楽しみながらまったりです。
その後、凍りついて抜けにくくなったペグに苦労しながら、なんとかテントの撤収を完了させ、下山を再開です。
黒百合ヒュッテの入り口にはしめ飾りがついていました。この日はまだ31日だったんですけどね。フライングですね。
帰りは明るいシラビソの森をのんびり進みます。
標高が下がるにつれて木に積もる雪がだんだんと少なくなり、なんとなく寂しさを感じます。
下山後は渋御殿湯で日帰り入浴させてもらいました。別に広い風呂でもないし、だいぶレトロな感じのお風呂でしたが、お湯は最高でした。
日帰り利用:大人1000円・小学生800円・幼児500円
部屋休憩:大人2000円
ご利用時間:午前10時から午後3時まで
タイプ:密閉ダイナミック型(インイヤー) 接続方式:Bluetooth バージョン4.1 重量:約22g 充電時間:約2時間 (音楽再生 最大約9時間) |
今回は前モデルであるJBL UA Sport Wirelessからの買い替えになります。前モデルのレビュー記事も書いていますので、気になる方は以下のリンクから確認してみてください。
関連記事:JBLのワイヤレスイヤホン「UA Sport Wireless」を買ったのでレビューしてみる
JBL SPORT WIRELESS REACTは界有数のスピーカーメーカーであるJBLと、アメリカのスポーツブランドであるアンダーアーマーとのコラボによって生まれたイヤホンです。
JBLらしい高音質でクリアなサウンドと、激しい運動にも耐えうるスペックが両立されているのが大きな特徴です。
防水性能もしっかりしており、なおかつ耳から外れにくい形状になっていますので、ジョギングやマラソンでも十分に使用可能です。
まず箱を開けてみたところがこちら。JBLとアンダーアーマーのコラボ製品はいつも箱がカッコよく、高級感に溢れています。
箱の中には本体のほかに付属品として説明書、キャリングポーチ、充電用ケーブル、イヤチップ3サイズ(S、M、L)、スタビライザー3サイズが入っていました。また、購入者への特典として「Map My Run」というアンダーアーマーのスマホアプリで使えるプレミアムメンバーシップ1年間無料クーポンも入っていました。
そしてこれがイヤホンの本体部分ですが、メタリックな装飾がされていてかなり高級感があります。
イヤホンの本体部分は磁石が内蔵されており、イヤホン同士をくっつけることが可能です。これによって使わないときは首に下げてネックレスのようにすることで、不要な揺れを防いで快適に身に着けることができます。
こちらがイヤホンのコントロール部分です。できる操作は以下の通り。
・センターボタン
曲の一時停止と再生
長押しで電源のON/OFF
・+ボタン
音量アップ
長押しで次の曲へ
・-ボタン
音量ダウン
長押しで前の曲へ
ペアリングについてですが、まずはセンターボタンを押しっぱなしにしてサーチモードにします。あとはスマートフォンなどの繋ぐ機器側でイヤホンを検出し、接続対象として選択するだけです。
コントロール部分の側面には充電用のUSBケーブル差込口と、トークスルー機能のON/OFFボタンが付いています。
実際にUSBケーブルを繋げてみた様子がこちら。USBケーブル差込口のキャップが少し外しずらい構造になっていて、爪でうまくひっかけないとキャップが外せません。この点はマイナスポイントですね。
スポーツ用に設計されているイヤホンなだけあって、イヤホンケーブルの真ん中には洋服などに取り付けられるようクリップが付いています。
ジョギングなどの運動中はケーブルが揺れて煩わしかったりするので、洋服に固定できるのは大変便利です。
音質については人によって感じ方が違うとは思いますが、音質はとても良いです。
当然ながら、もっと値段の高価なヘッドフォン等と比べると分離感や臨場感の面で劣る気がしますが、この価格で考えればかなり優秀な音質だと思います。日常使いしてる分には全く不満はありません。
また、私はこの一つ前のモデルであるUA Sport Wirelessも保有しているのですが、それと比べると明らかに音質が向上しており、特に低音域の音がしっかり聞こえるようになっています。イヤホンの形状が今回大きく変更されており、それによって耳へのフィット感が向上していることもあり、それも低音がよく聞こえるようになった要因の一つかと思います。
スポーツ中に使用されることを前提に設計されているだけあって、防水性能がついており、耳にもフィットする形状になっているので、ジョギング程度の運動であれば全く問題ありません。
やや激しく運動したりすると、イヤホンが耳から少し浮いた感じになることはありますが、外れることはありません。
それでも気になるという方は、UA SPORT WIRELESS PIVOTという別モデルがオススメです。こちらが形状が耳掛けデザインになっていますので、激しい運動でもより固定感のある装着が可能です。
トークスルー機能とはイヤホンを取り外さなくても周りの音が聞こえるようにする機能で、レジでの会計中など一時的に周りの音を聞きたいときに便利です。
実際に使ってみると、聞いていた音の音量がガクッとさがり、増幅された周りの音がイヤホンから聞こえる感じです。まさにイヤホンを耳につけていないような感覚になります。
日頃から運動をしている方で、運動中にも付けられるイヤホンを探している方には大変オススメできるイヤホンです。防水機能はしっかりしていますし、この価格でなかなかの高音質なのでコストパフォーマンスはかなり高いと思います。
また、個人的にはデザインも気に入っており、長い付き合いになりそうなイヤホンです。
大会名:第3回 日光国立公園マウンテンランニング大会
開催日:2018年11月11日(日)
場所:日光山輪王寺
種目:30km、15km
日光国立公園の中を走れる山岳レースで、絶景を眺めながら気持ちよく走れることもあって年々人気を上げてきている大会。種目は15㎞と30kmの2種類あり、どちらもそれほど制限時間が厳しくないのでトレラン初心者でも十分に楽しめます。ちなみに、今回自分が走ったのは30㎞のコースで累計標高は2000m程でした。
指定された駐車場に車を停め、早朝のまだ辺りが薄暗いうちにシャトルバスで会場入り。初めての山岳レースで勝手がよく分かっていないのでだいぶ余裕を見ながら早めに行動してました。
受付で誓約書を渡し、ゼッケンやTシャツなどの配布物を受け取り、更衣室で準備を整えます。
軽く腹ごしらえしたり、準備を整えている間に開会式がスタート。日光市市長の挨拶や、日光修験道山王院の行者様によるご祈祷などがありました。
開会式の招待選手紹介ではテレビや雑誌でいつも見ていた憧れのトレイルランナーさんがたくさん見れて大感激でした。こんな凄い人たちと一緒に走れるなんて、本当に嬉しい限りです。
今回の招待選手(30km) 近藤 敬仁、谷 允也、望月 将悟、加藤 淳一、松本 大、大瀬 和文、星野 和昭 |
朝の7時、ついに30kmの部がスタートです。
そしてこの時期の日光は紅葉がちょうど見頃であったこともあり、紅葉で染まった木々を眺めながら気持ちよく走れました。
初めての山岳レースで勝手がよく分かっていなかったのですが、スタートからみなさんけっこうなスピードを出して走ってました。そんな周りに巻き込まれるようにして自分も少しスピードを上げて走ります。
スタートしてしばらくはロードが続きます。天気は快晴だったこともあり、朝の清々しい空気と合間って最高でした。
そばらく走ると外山へ向かうトレイルに入るのですが、大渋滞が発生しており完全に足が止まってしまいました。
しばらく待っているうちにノロノロと進みだしましたが、トレランというよりもただの登山でしたね。
この大渋滞は外山を抜けるまで続きました。
外山の山頂付近からは男体山や女峰山を綺麗に眺めることができました。これから向かう霧降高原や丸山をも見ることができたのですが、はるか彼方に見えていて、今からあんな遠くまで走らなければいけないのかと思うと少し不安になりました。
なんとか外山を抜け進んでいくと途中に川が。事前にどういうコースなのかよく調べていなかったのでだいぶ驚きました。
そしてどうやって渡るのかと思っていたら、他の選手たちは躊躇することなく川に入り、バシャバシャと飛沫を立てて豪快に渡っていくではありませんか。
というわけで自分も意を決して川に突入!しかしながら、当然シューズの中はビショビショに。適度に冷たくて気持ちよかったです(笑)
川を渡ったらまたロードに出て走ります。濡れたシューズは走っているうちにすぐ乾いてきて全然気にならなくなりました。
エイドステーション1では水やポカリなどの飲料水のほかに、バナナ、オレンジ、ようかん、そしてなぜかコロッケまでありました。油ものは食べる気が起きなかったので果物だけを少し頂きました。
また、このエイドには仮設トイレが設置されていたのですが2つしかなく、たくさん人が並んでいました。トイレの数はもう少し増やしてほしいですね・・。ちょっとトイレに行きたかったのですが諦めました。
霧降牧場の辺りは景色もよくて走りやすかったです。だいぶトレラン感が出てきました。
眺めの素晴らしいエイドステーション2に到着。このエイドはフードの提供がなく、水とポカリのみの提供でした。
エイドステーション2からこの高原を駆け下りる所がこの大会一番の絶景ポイント。女峰山を目の前にしながらフカフカのトレイルを一気に駆け抜けます。
絶景すぎる。ずっとこんな道が続けばいいのに。
さらに進むと霧降高原レストハウス前にあるエイドに到着。これから1,445段の階段を登らなければならないのでしっかりと補給します。
あと、レストハウス内のトイレが開放されていたのでトイレ休憩させてもらいました。ここのトイレは全然並んでなかったです。
ついに天空回廊に到着。この大会ではここが難所とされています。
過去に何度が登ったことがあるのですが、ここで無理をすると後々足にダメージがくるので意識して少しゆっくり登りました。
半分ほど登ってきましたが、階段は遥か上まで続いていて終わりがよく見えません。
ただ、この辺は他の観光客やハイカーの方もいて、すれ違いざまに声援をいただく事ができました。心が折れそうになりそうな階段でしたが、声援のおかげでなんとか頑張ることができました。
天空回廊を登り切ったところから見る景色がこちら。いままで走ってきたルートや日光の街並みがよく見えます。
天空回廊を制覇したのも束の間。ここからさらに丸山の山頂までの登りが続きます。
丸山を超えた後はキスゲ園地から旧スキー場跡地の綺麗な下り坂を一気に下ります。
景色はいいのですが、実際はかなり勾配が急になっており、足へのダメージもけっこう大きかったです。
その後はひたすら走りやすいトレイルが続きました。だいぶ体力的に疲れが出てきてはいましたが、あまり高低差のないフラットな道も多かったので気持ちよく走ることができました。
そして、来るときに渡ってきた川にもう一度入ります。せっかく乾いてきていたシューズもまたビショビショに。
賢い人はシューズをちゃんと脱いで渡っていましたね。
最後の数キロは稲荷川に沿って舗装されたロードをひたすら進みます。もうこの辺になると体力的にきつくなってきており、けっこう辛かったです。
最後のエイドです。バナナやオレンジなどの果物ほかにうまい棒なども置いてありました。
最後の1キロはもうフラフラでカメラもブレブレです。
最後は日光東照宮に来ていた観光客の方にも声援をもらいながらゴールです。
結果は6時間10分ぐらいで、300位台でした。1000人ぐらい参加しているのでその半分より上の順位でゴールできたのはすごく満足でした。
完全燃焼して走り切ったあとは選手の方たちに振舞われていた蕎麦を頂きました。ちゃんとした手打ち蕎麦でめちゃくちゃ美味しかったです。
初めての山岳レースでしたがものすごく楽しめました。この大会の2週間前に横浜マラソンを走っていたのですが、普通のマラソンよりも川を渡り、高原を走り、山を登り、アスレチック感覚で走れる山岳レースのほうが圧倒的に楽しかったですね。今回の大会のおかげでだいぶ山岳レースに興味を持ったので来年は他の色んなレースに出てみたいと思いました。
あと、RUNNETの大会レポなんかを読んでると、絶景などの景色は評価するものの、運営に対して不満を持った方も多かったようです。特にコースで発生した大渋滞に関しては改善を求める声がかなり多いようなのでぜひ改善してもらいたいですね。
個人的には20人ほどしか入れない狭すぎる更衣室と、帰りのシャトルバスの乗り場が遠くほとんど意味を成していなかった点が気になりました。まぁ、まだ3回目なので今後色んな改善が成されてどんどん良い大会になっていくことを期待します。
今回は以下のような装備で参加しました。シューズとザックはサロモン。ウェア系はノースフェイスです。
①レインウェア(上):ノースフェイス クライムベリーライトジャケット
②ウィンドブレーカー:ノースフェイス スワローテイルフーディー
③レインウェア(下):ノースフェイス ストライクトレイルパンツ
④ザック:サロモン ランニングバッグ AGILE 6
⑤シューズ:サロモン センスライド
大会で定められた必須装備 ドリンク1L以上、⾏動⾷、携帯⽤コップ、⾬具(上下) 、サバイバルシート、救急セット( ガーゼ、消毒液、保険書、ホイッスル、絆創膏など)熊鈴] |