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フジロックフェスティバル２０１０　3日目の感想

2010-08-05 (木) 22:47
夏フェス関連
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FUJI ROCK FESTIVAL’10

３日目

さ、昨日、一昨日と感想を書き続けてきて今日は３日目の感想を書きます。
２日目の夜はあまり寝れなかったせいもあり３日目の午前はキャンプサイトでだらだら、、、
午後のお昼過ぎから活動開始です！

DONAVON FRANKENREITER　14:00～
予習一切なしでまったく知らないバンドだったので、グリーンステージにのんびり寝転がって聞いてました。そしたら、観客にマイクを渡しちゃって歌わせたりと、なんとも楽しそうなライブじゃありませんか。曲調もサーフ・ミュージックということで聞きやすく誰にも愛されそうな音楽性。寝転びながらという少し失礼な聞き方をしてしまいましたが、なかなかよかったです。

VAMPIRE WEEKEND　15:40～
今回のフジロックで楽しみだったバンドだったのがこのヴァンパイア・ウィークエンド。ご存知かと思うが人気は世界的なものでＵＫシーンはもちろんのこと、ＵＳチャートでも１位を獲得してしまう程の人気。日本での人気もまんざらではないようでグリーンステージは超満員。
なんといっても彼らの音楽は「楽しい」のです。もう本人たちがものすごく楽しそう。でも、案外ライブではさらっとキラーチューンを演奏してみせ、それに反して観客は大盛り上がりという構図。何を隠そう彼らはロックでありながらポップでキャッチーないい曲書くんです、だからいいんです。というわけでほんと楽しめました。

FOALS 16:40～
実はフジロックの期間中にみたアーティストの中で一番印印象深かったのがフォールズでした。ＣＤでも彼らの耳に残るコミカルでパンクな独特な音楽性に気づいていたのですが、ライブでみると段違いでした。特に”Cassius”はライブだとギターの音が強烈に前にでてて想像以上にロック。かつ”Spanish Sahara”の透き通るような声と曲の展開。あきらかに他のバンドとは一線を画した才能があるように思う。すでに音楽雑誌や音楽サイトなどで２０１０上半期のベストアルバム的な企画では彼らのアルバムが常連となっている。まぁ、当然の結果である。まだきちんと彼らの曲を聴いたことがないひとは是非聞いてほしい。

LCD SOUNDSYSTEM 18:20～
これも凄く楽しみにしてたバンドのひとつ。でもその後にATOMS FOR PEACEが控えてたので数曲聴いて泣く泣くステージを離れました・・。でも”Drunk Girls”聞けたし、ジェームス・マーフィー見れたので大満足です。いやはや、彼の顔はなんなの？毎回思うのだけどカワイイ！おっさんなのにカワイイ！もう森のクマさんみたい。あのカワイイお顔から放たれる次世代ロックのギャップに完全ノックアウトです。

ATOMS FOR PEACE　19:00～
アトムス・フォー・ピースを見ている時は歴史の１ページを見てるかのような感覚だった。単純にレディオヘッドのトム・ヨ－クとレッチリのフリーがいるから凄いというのじゃなくてロックの歴史に新たな風が産まれるのではないかという期待に満ちていた。本気でそう思えるぐらい凄まじい音だった。もう曲というより音の連続という雰囲気で、いままでにない感覚に酔いしれました。
あとはおどけて笑うトム・ヨークが可愛かったです。トムが「No more Noise.」と叫ぶも会場から声が漏れ、ケラケラと笑うトム。うーむ、まさに変人といったところか。あれほどまでに変人であるがゆえに、これほどまで独創的であるのかもね。もう、色々と素晴らしいです。

MASSIVE ATTACK　21:30～
フジロックのトリを飾ったのがマッシヴ・アタック。大トリのくせにアトム・フォー・ピースより人が少なかった気がする・・・・。まぁ、それはおいておいて、彼らの世界観は卓越。ただなんといっても、今回はステージセットが面白かった。上方のディスプレイには「無意識」「死」などと曲と連動した日本語が表示されるほか「中居くんが腰痛」「薄毛男性に元気を」だとかわけわからん言葉まででてくる。正直、どう解釈したらいいのか悩むところだが、それはそれで面白いライブでした。

そして最高のフジロックでした。
マッシブ・アタックのあとのシザー・シスターズとジェームズ・マーフィーのＤＪセットも見たかったけど体力的にきつくて断念。フジロックと言えば雨だけど、やっぱ雨だと体力奪われます・・・。
大自然の中で自然の猛威に晒されつつ音楽を楽しむという・・・これがフジロックなんだね。
フジロックさん、ありがとうございました。