Home > アウトドア > 富士山を0合目の浅間神社から登ってみた【山の日】

富士山を0合目の浅間神社から登ってみた【山の日】

山の日である8月11日に富士山に登ってきました。ただ、普通に5合目から登ったのではつまらないと思い、0合目から登ってみました。

以下、その時の感想を適当に書いていこうと思います。


富士山 0合目~山頂までのルート

今回登ったのは0合目と呼ばれる富士浅間神社から吉田口登山道を通って富士山の山頂を目指すルート。

普通の方は5合目にある富士スバルラインから登ると思うのですが、もっと下の1合目から登りたいと思う方は馬返から登り、さらにもっと下から登りたいという方には富士浅間神社から登るルートも用意されています。

昔の方はみんな富士浅間神社から吉田口登山道を通って富士山に登っていたようですが、車で5号目まで行けるようになった現在において、この道を選択する人はほとんどいません。

以下、今回歩いたルートの簡単なルートマップです。


このルートは標準コースタイムで19時間かかるルートであり、普通の登山者であれば1泊2日か2泊3日で走破するルートでもあります。

自分は日帰りで歩き通しましたが、荷物はギリギリまで軽量化し、いわゆるトレイルランニングの装備で走破しています。普段から登山やトレイルランニングに慣れており、長距離のルートを走り切れる体力がある上級者向けのコースですので、安易に挑戦しないことをオススメします。

ヤマレコや他のブログを見てみると普段からトレランなどでトレーニングを積んでいる方は7~8時間で走破するようです。自分は日頃から登山やトレランで体を鍛えてはいましたが、結局往復で11時間はかかりました。どのくらいの時間がかかるのかはその人の体力によって大きく変わりますので、自分の体力を見極めて慎重に計画してください。

ただ、富士山は多くの人が訪れる山なので、エスケープルートも充実しています。スバルライン5合目と、馬返にはバスが通っていますので、体力的に厳しくなったらそこからエスケープするのがいいと思います。ただし、馬返のバスは本数が少ないので注意してください。



ちなみに、スタート地点の富士浅間神社は標高がおよそ800mですので、富士山頂まで登ると累計標高差は3000m近くになります。スバルライン5号目から山頂までの累計標高差が1400mなので、およそ2倍の累計標高となります。

富士浅間神社




今回は長時間の山行になることを考慮して朝の4時に浅間神社を出発です。辺りはまだまだ暗く、普段は賑わっている神社前の道路も閑散としていました。




暗くて薄気味悪い雰囲気を感じつつも神社の境内を進んでいきます。鳥居がライトアップされていました。




浅間神社の境内を出て、吉田口登山道の車道を進んでいきます。この辺の車道は街灯すらないので、しばらくは真っ暗な中、恐怖を感じながら進んでいきました。上の写真はようやく明るくなってきた頃のもの。

中の茶屋




しばらく車道を進んでいくと中の茶屋にたどり着きます。普段は観光案内、軽食販売、うどんの営業をやっている所だそうです。早朝過ぎて人の気配はありませんでしたが、敷地内に仮設トイレが設置されていました。

また、その他にバス停と、40~50台ほど停められそうな駐車場もありました。




中の茶屋を抜けるとやや荒れた車道になります。走りやすい所は軽いジョギング程度に走っていきました。




途中にやや開けたところがあり、そこから朝日に染まる空を眺めることができました。いい雰囲気。


馬返




浅間神社を出発してから約1時間半で馬返に到着です。ここには20台ほど停められる無料駐車場があるのですが、すでに15台ほどの車が停まっていました。ここを起点にして富士登山をする方もけっこういるみたいですね。




馬返にはバス停と仮設トイレが設置されていました。




馬返から少し歩くと鳥居や石碑がたくさん並んでいました。まさに修験道といった雰囲気です。そして、ここからは舗装された道はなくなり、本格的な登山道になります。

鈴原社(1合目)




しばらく歩くと老朽化した小屋が現れます。実はここが1合目。だいぶ歩いてきたのに、ようやくスタート地点に立ったかのような感覚です。




この辺りの道はよく整備されていて歩きやすかったです。岩がゴロゴロと置かれている所がありますが、おそらく土砂の流出を防ぐためのものだと思われます。




途中でウソを見つけました。首元のピンクがとても綺麗な野鳥です。

周りが暗かったせいでシャッタースピードを稼げず、ブレブレの写真しか撮れませんでした。




日が昇ってくると登山道に光が射して明るくなってきました。道も比較的ゆるやかなので、気持ちのいい登山を楽しみながら進んでいきます。

3合目




なんだかんだで3合目に到着。3合目の地点には廃墟というか倒壊した小屋が鎮座していました。昔はここにも人がいて賑わっていた時代もあったのかと思うと感慨深いものを感じました。

というか、馬返から5号目までのルートの間には他にも老朽化して使われていない小屋をいくつも見かけました。




ほんの少しの区間ですが、一旦車道に出るポイントがあります。この辺りまでくれば5合目はもうすぐです。

佐藤小屋(5合目)




出発から約3時間で佐藤小屋までたどり着きました。今回のルートでまともに休憩できる初めてのポイントです。

荷物を軽量化するために持ち歩く水の量も減らしていたので、ここで水(300円)を購入して補給を行いました。今後も荷物は増やさずに、小屋でコマ目に補給していく作戦です。



富士山安全指導センター(6合目)




佐藤小屋から少し登ると6合目の富士山安全指導センターにたどり着きます。佐藤小屋まではほとんど誰ともすれ違わなかったのに、いきなり大勢の人たちに囲まれてややビックリです。

とはいえ、この日は8月11日の山の日。そして土曜日。天気は晴れ。たくさんの人がいて当然な条件が揃っていました。




ここからは他大勢の登山者と一緒に山頂を目指していきます。他の方はみんなスバルライン5合目から登り始めたばかりという様子で、楽しく会話しながら楽しそうに登っているのが印象的でした。

自分はすでに標高1500mほど登ってきているので余裕はありません。黙々と登っていきます。




他の登山者をごぼう抜きさせてもらいつつ、7合目の花小屋にたどり着きました。やや雲が増えてきおり、あたりは一面真っ白です。




7合目からは次から次へと山小屋が現れるので、適度なタイミングで水を購入して補給していました。富士山の山小屋は売店に色んなものが揃っていてコンビニかと思うほどでした。

各山小屋にトイレもあるので、トレイの心配をする必要もなさそうです。




さらに登っていくと雲を抜けて雲海が見られるようになりました。まさに絶景という感じで、疲れも吹っ飛びます。




7合目~8合目はゴツゴツした岩場を登っていきます。登りづらいので体力が奪われがちです。

白雲荘




白雲荘前のベンチでちょっと休憩。それにしても富士山は外国人の方がとても多かったです。普通に日本人かなと思っていても、話している言葉が中国語だったりして、逆に日本人のほうが少ないんじゃないかと思うほどでした。

そして、この辺りから疲れてベンチにうな垂れている人や、道の脇に寝転んで休んでいる人を多くみかけるようになりました。富士山と言えども、普段山登りをしない人にとってはかなり辛いでしょうね。

江戸屋(本8合目)




本8合目を通過。だいぶ疲れが溜まってきてしまい、小まめに休憩をとり、息を整えながら登っていきます。




物資を運ぶブルドーザーが目の前を通過していきました。なかなかの迫力でした。

というかこんな乗り物が平然と走っている富士山はほんと特殊な山ですね。他の山では考えられないです。




ようやく吉田口頂上の鳥居が見えてきました。ただ、この辺りは傾斜が急でかなり辛かったです。

6合目付近では楽しそうに会話しながら登っていた他の登山者たちも、この辺りでは皆ほとんどしゃべらずに、息を切らしながら黙々と登っていました。




振り向くと、ダイナミックか雲海が広がります。素晴らしい。

吉田口頂上




ようやく吉田口の頂上が見えてきました。




そして、ついに吉田口頂上にある富士山頂上浅間神社に到着です。

麓の浅間神社を出発しておよそ6時間。本当に長い道のりでした。もうヘトヘトです。




山頂には山小屋がいくつかあって、ベンチもたくさん設置してあるので早速お昼休憩です。

山と言えばカップヌードル。お値段は800円ですが、貴重な水を沸かして入れてくれますし、空き容器も回収してくれるという事を考えれば全然高いとは思わないです。

そして、めちゃくちゃ美味しかったです。なんで山の上で食べるカップ麺はこんなにも美味しいのだろうか。




お昼休憩をした後はせっかくなのでお鉢周りをすることに。

平坦な道が続いていたので、軽く走ってみました。まさにスカイランニングという感じで、雲を下に見ながら走るというのはもう最高の体験となりました。今回の山行の中でこの瞬間が一番楽しかったかもしれないです。




奥に見える建物らしきところが剣ヶ峰のある富士山特別地域気象観測所です。

剣ヶ峰




日本最高峰である富士山の剣ヶ峰に到着しました。スタート地点から約3000m登ってきたことを考えると、凄まじいい達成感です。




剣ヶ峰から見た富士山の火口。ハンパなく大きいです。




お鉢周りを終えたぐらいに空を見ると、大きな積乱雲が出来上がっていました。

この日の天気予報では午後から崩れる予報が出ていたので、下山を急ぎます。




下山道は軽く走りながら降りていきます。




ずっと走っているとだんだん足に痛みが。下りは足へのダメージが大きい気がします。




6合目が近くなってきたあたりで辺り一面ガスに包まれてしまいました。

富士山安全指導センター(6合目)




なんとか6合目に到着しました。下り道で靴の中に細かな砂がたくさん入ってしまっていたので、靴下まで脱いで砂を取り出してました。火山灰なのかわからないですが、富士山にのぼるといつも靴の中が黒くて細かい砂でいっぱいになってしまいます。

また、6号目にはこれからご来光登山に向かうと思われる登山者で溢れていました。




来た道を戻ります。5合目付近まではまだギリギリ体力が残っていたので走って下っていきます。



4合目、3合目となるにつれて足のダメージがピークに達してほとんど走れない状態に。




そして疲れに疲れ果てて、0合目までの車道はとんど歩いてしまいました。これは拷問か何かかと思うほどつらかったです。

富士浅間神社




そしてなんとかゴール地点である富士浅間神社に到着です。

朝4時に出発してゴールしたのが夕方の4時。休憩を除けば11時間は歩いていたことになります。体がボロボロでしたが、歩き切った時の達成感はとても大きかったです。

人にオススメするようなルートではないのですが、ぜひ普通の富士登山では満足できないという方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


オススメの関連ページ




コメント:0

Remember personal info

Home > アウトドア > 富士山を0合目の浅間神社から登ってみた【山の日】

検索
フィード
メタ情報

Return to page top